2015-02-11

様々な意見  NO 4101

新聞の片隅に全国のスキー場の積雪状況を掲載している記事があるが、今年の各地の積雪量はびっくりするほど多く、野沢温泉から白馬の方は軒並み3メートルを超えている。

関西方面も例年にないほど多く、兵庫県の神鍋方面でも2メートルを超えており、昔のアルバイトの体験を懐かしく思い出している。

高校生時代、毎週土曜日に観光バスの助手としてスキーバスに乗っていた。会社から1回で2500円が支給され、往復に立ち寄るドライブインで2000円貰えたので当時で4500円はかなり高収入のバイトだった。

ドライブインでは乗務員専用の休憩所があり温かい麺類などは無料だった。運転手さん達の互いの情報交換により何処の待遇が良いかも面白く、心付けを渡される時に「帰りも寄ってね」「次回も寄ってね」と頼まれたことが印象に残っている。

アルバイトなのにスキーを楽しめるのだから何よりだったが、タイヤチェーンの装着や取り外しの作業が大変だったし、早目にスキーを切り上げて仮眠しておかなくては帰路の車中で睡魔に襲われるので辛かった。

神鍋方面や戸倉が多かったが、時には貸切の団体客の幹事さんから心付けをいただいたこともあったので恵まれたバイトだった。

皆さんのスキーの板を後部座席に積み込む作業やスキー場の駐車場手続きが助手の仕事だったが、バス会社の乗務員としてマイクを用いて基本的な挨拶をしなければならず、運転手さんから「お前、慣れているな」と言われたことも憶えている。

さて、数日前、知人からメールが届いていた。この「独り言」の訪問者の方だが、随分前にスカイマークがダイエーのようになる危険性が高い。なぜならトップの周囲にイエスマン以外を遠ざけている感じがすると指摘していたことがあり、それが現実になったことを驚かれており、民事再生に至った経緯に前社長のワンマン振りが表面化し、予想していた通りの結果になったからだった。

前社長は大手旅行会社の「HIS」と深く関わりがあったが、数日前のニュースで「HIS」が取得していたスカイマークの株の大部分を、市場を通じて手放したと書かれていた。

「HIS」のトップは赤字でどうにもならなかったハウステンボスを任されて見事に立ち直らせたことで知られるが、スカイマークがこうなる前に何とかならなかったのかと残念な思いもする。

経営者は客観的に物事を判断出来なければ失敗する可能性が高いのは常識だが、未来に舵を取る指針となることは8割が過去という歴史にあると言われていることを忘れてはならない。

最近のニュースで気になることがある。それは東京のホテルオークラが建て替えられる問題で、海外の有識者から「日本の文化的な建設物なのに」という指摘が多いからで、国内でもそんな意見が出て来ており、採り上げている番組の解説を耳にしていたらそこが特別な日本の粋を集約させた存在であることを理解させられた。

今年の8月に営業を止めて取り壊されるようだが、文化と営業の両立は簡単ではない問題である。果たしてどうなるのだろうか。

東北で知られる温泉地の出来事だが、情緒と風情が最高と温泉通に有名だった旅館が、完全なリニューアル工事を進め、部屋数をかなり減らして高級旅館として変貌してしまい、多くのファンから「勿体ない」との意見が寄せられているが、経営という立場からすると
致し方ない決断と言う意見もあった。

今日の写真は東京駅の丸の内北口付近を。
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