2015-10-31

有り難いこと  NO 4358

800系つばめ昨日、届いた宅配便に妻が喜んでいた。青森県特産の「黒ニンニク」で、知られる健康食品だった。しばらくは何かの料理に入るだろうと覚悟しているが、冷え込む時期を前にしているので歓迎する食材である。

今日は高野山の胡麻豆腐を頂戴したので夕食にいただいたが、全国各地にご仏縁に結ばれる人達がいる。その人達から様々な珍しい物が届いて心から手を合わせているが、大きな「借り」が生まれている事実に恐縮するこの頃である。

1年前頃は動ける内に出掛けて感謝の意を伝える旅をしようと思っていたが、今月初めの北海道行きや中旬の九州行きはかなり大変だったし、随分と体力が低下したと実感をすることになった。

お世話になっている医院の先生から「歩きなさい」と指導されているが、日々のノルマになっている「5000歩」は大変で、「3000歩」程度で終わる日が多いので反省している。

高齢になって気を付けなければならないのが歩行中の転倒や自転車との衝突で、足を骨折することになったら一気に歩けなくなり、内臓が弱ってしまうそうなので気を付けたい。

宮崎県で認知症の高齢者の運転する車が暴走して犠牲者が出る事故が報じられていた。認知症とは悲劇的な病気だが、それが引き金となって巻き込まれた被害者のことを考えると想像もしなかった悲劇に遭遇したことになり、つくづく「今日ある」ことの幸運に手を合わせなければならないと思う。

さて、友人から鹿児島の指宿温泉へ行かないかと誘いがあった。数日前にテレビで「白水館」を舞台にしたドラマを観たそうで、数年前に行ったことがあると返すと共に、知事が変わるまでは鹿児島には行かないと事情を伝えた。

県の職員全員を上海へ研修旅行に行かせるという企画をした人物だが、その決断が鹿児島と上海を結ぶ航空便が廃止されないようにするためだったとして物議になったことが知られている。

職員の中にも行きたくなかった人や行くことを喜んでいた人もいるだろうし、実際に行ってその後の仕事に役立つ体験をして来た人もいるとは想像するが、私の指摘したいことはこの発想に対して反対を唱える人が周囲にいなかったのだろうかという疑問で、イエスマンしか存在しないのか「強権」の「独裁型」なのかという考えが生まれたことだった。

独裁型の特徴として周囲にイエスマンしか置かないようにする傾向があるが、それこそ凋落や崩壊の始まりで、多くの歴史が物語っている事実を学びたいものである。

それにしてもテレビのドラマを観て行きたくなったというのも面白いが、実は私が過去に「白水館」に行くきっかけとなったのもテレビで、女将が「にんにく卵黄」のCMに出ていたからだった。

この稿の冒頭に「黒ニンニク」のことを書き、終章部分で「にんにく卵黄」に触れるのだから面白い偶然だが、序に指宿に行った時のことを書いておこう。

指宿に行ったことは3回あり、1回目は10人で構成されていた異業種会の旅行で、2回目は娘ファミリーがアメリカへ在住する前の孫との旅行だったが、2泊目が北海道の葬儀式場のオープニング式典に重なっていたところから鹿児島空港から千歳空港まで飛ぶことになった。

3回目は九州の友人夫妻と鹿児島中央駅で待ち合わせをして「指宿のたまて箱」というユニークな列車に乗ったが、伊丹から鹿児島へ向かう全日空の機内で1万円の時計を衝動買いすることになり、その時計が昨年のオーストラリアへ出発する数日前に止まってしまい、時計店で調べて貰ったら電池が切れていたことを知った。

もしも出発してからなら不便なことになっていたと想像するが、この時計を買った時に不思議な出来事があった。それはCAから受け取った時計の包装を開け、説明書を見ながら時刻を合わせようとしたのだが、説明書に記載されている「秒針」のことが現物には存在していないからで、今でもどうなっているのだろうかと疑問を抱いている。

今日の写真は過日に撮影した九州新幹線800系「つばめ」を。
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