2005-07-13

セミの声は命の歌  NO 1209


 スタッフが休日も取れない状況で頑張ってくれている。この暑さと雨の時期、みんなの体調が心配だ。

 朝、自宅の近所の公園でセミ時雨、今年初めてのもの。命の歌を耳にしながらいよいよ夏本番の時期を迎える。

 出来るだけ司会を担当申し上げたいもの。また、スタッフが集めてきた故人情報から、故人とご遺族のお心残りの解決が少しでもお手伝い出来ればと、プロデュースやシナリオ創作に頑張りたい。

 そんな中、ちょっと時間を調整して眼科に行った。前々から「涙が少ないようです。乾燥気味です」と診断されており、潤いを目的として点眼薬を処方いただいているが、パソコンで原稿を打つ作業とエアコンが悪いというご指導もある。

 さて、最近に目立って多いのが「**さんの満中陰はいつ?」という問い合わせの電話。考えてみればこの返答も個人情報として問題があるが、相手さんの大半がご当家のご近所の方でお名前を仰る。

 日程を知りたいという背景に「お供えがしたい」というご心情がある。それらは香典辞退という葬儀が増えた必然的現象のような気がしている。

 こんなお問い合わせの電話に「個人情報の問題がございまして」とは返し難いが、少なくとも一言添える「お断り」と相手様のお名前の確認は必要だろう。

 個人情報に関する法律が施行されたのは今年4月だが、十数年前から何処よりも神経過敏というように対処してきた弊社、業務上で知り得た情報は医師、弁護士と同様に秘匿遵守せよと徹底させてきた歴史がある。

 昨日、出張の予定が入った。遠方まで移動するには大変な時期だが、求められた責務の全うはプロとしての原則。スタッフと打ち合わせをして最善のキャスティングで対応したいと考えている。

  最近、オリジナルサービスのひとつである「秘書サービス」をご利用くださるお客様が増えた。また、シーンというホール空間を使用されるお申し込みが多くな り、メンバー登録された方々もびっくりするほど増え、定期的に郵送する案内資料の制作変更を余儀なくされる状況。葬儀スタッフ以外にホール専用スタッフの 募集も考慮している。

 四国の塾生のブログを訪問すると、幼い子供さんと海で遊ぶ写真が掲載されていた。私にも2人の子供があるが、過去を振り返ると遊びに連れて行った思い出が少ない。葬儀屋の宿命とも言えるが、家族という妻や子にとっては辛くて厳しい仕事である。

  そうそう、数日前、アメリカに在住する孫と久し振りに電話で話した。ふと気付いたのが<やさしい言葉遣いに>なっていること。それは妹が誕生した影響のよ うに思っているが、兄弟、姉妹の存在は有り難いこと。私の仕事を通じ、家族の絆は何より大切と実感しながら帰国する日を楽しみにしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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