2005-07-10

生涯学習  NO 1206


 午前中の葬儀を担当、今にも降り出しそうな空模様が心配だったが何とかご出棺まで助かった。

 20人のお孫さん、8人の曾孫さん達に送られたお爺ちゃんだが、180センチという長身のお方だった。

 中心となるご遺族が外国からやって来られた。担当スタッフによると、校長先生をされているそうだが日本語が通じず、ご親戚の方の通訳で打ち合わせが進められたと聞いた。

 火葬場まで随行したが、車内の会話がすべて外国語。さっぱり分からず往復の1時間は沈黙タイムだった。

 帰社してから原稿打ちがいっぱい。その前に昼食タイム。雨の中をコンビニに運び物色。今日の故人がお好きだったと伺った牛乳も買ってきた。

 朝から創作していたナレーションだが、男性、女性ナレーターの掛け合いで6分バージョン。女性の担当する部分でボリュームアップを要する。BGMの音量調整が2ヶ所あり、互いのタイミングを合わせる難しさがあった。

 こんな形式を行っている葬儀社はないだろう。私の葬儀の光景を見学希望される司会者の方も多いが、皆さんが驚かれるのがボリュームの微調整。片手にマイク、もう一方の手がボリュームレバーを触ったまま。

  自分が使用する全曲の録音レベル、旋律の変化、楽器構成を把握するのも重要なこと。時には遠くで聞こえ、ある部分では近くに聞こえる。そんな変化で伝達力 も左右されてしまう。それらは曲を理解したうえで創ったナレーションを活かすことにもつながる。そんな秘められた仕事が私の好きな世界でもある。

 隠れ家で行うレッスンだが、意外と理解されていないのが弔電の代読。発信人が女性、男性の違いもあるし、同文内容でも個人、法人ぐらいはイメージチェンジするぐらいのサービスも考えて欲しい。

 おざなり、形骸化、そんな司会は進行係。マンネリに流されては人生終焉の儀式にあって失礼の極み。言葉とは心の内面を伝達する重要な使命を有するもの。だからこそ真剣に研鑽して欲しいと教えている。

 最近、塾生達が発信するページやブログが熱くなってきている。訪問しながら教えられることも多くスタッフ達の教材にもなっている。

現在、弊社のHPがリニューアル準備中。私の体調不良で遅れてしまった経緯があるが、新しいバージョンでは私やスタッフ達が訪問するページをリンクしようと考えている。

 加盟する協会のメンバー達のコラムも多いが、みんな多忙で更新が滞っているよう。そんな中、ちょっと動き出したページがあるので今日の<HOME>接続を。北海道めもりあるグループの室蘭、苫小牧市民斎場「めもりあるトピックス」へどうぞ。
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