行行記録的な豪雨に見舞われた九州の被害は甚大で、降り始めから積算した降雨量の数値に信じられない思いがした。

久大本線も日田市内の鉄橋が流されて不通となってしまい、来月に九州旅行を計画していた友人から電話があり、切符の手配が終わっていた久留米から大分までの「特急　ゆふいんの森」もキャンセルしたそうで、予約していたホテルにもキャンセルの電話を入れたそうで、同じ日程で私に行程を任せると頼まれたのだが、往路の飛行機だけは早割の関係から予約手続きをして料金も支払ったことを知った。

飛行機が大嫌いなところから困惑しているが、今更変更をする訳にも行かず、今回の大雨の被害が及んでいない温泉地を探すことにした。

筑豊出身の友人がいた。遠い昔の青春時代に夭逝してしまったので悲しみの出来事を思い出すが、もしも存命していたら彼の故郷へ一緒に行っていた筈で。英彦山の話を懐かしく思い出した。

彼の故郷が今回の大雨の最も被害の大きかった地で、他にも知人や友人が多くいるので心配している。

電話が通じない状態もあったそうだし、ライフラインも問題が生じて大変という現実も報道されていたが、大きな自治体の住民全員に避難指示が出たニュースには衝撃を受けた。

福岡県、大分県の両県に特別警戒発令が出ていたが、熊本県や佐賀県でも大変だったみたいで、長崎県の壱岐でも大変な被害が発生していた。

熊本に在住する親戚や友人達に電話を入れたが、地震の被害に続いて今度は大雨の被害。「Ｗパンチだ！」と嘆く声もあった。

豊肥本線は地震の被害で阿蘇付近が不通になっており、今回の大雨で久大本線の一部が不通となれば、熊本側から大分側に横断することが不可能となり、熊本側の温泉地から大分県の長湯温泉に行く予定だった行程が難しくなった。

長湯温泉は昔から一度は行きたいと思っていた。荒城の月で知られる豊後竹田駅からバスで４０分と離れているが、日本を代表する炭酸泉で、ラムネ温泉館に立ち寄りたいを思っていたので残念である。

二日市温泉、平山温泉、嬉野温泉、雲仙温泉、武雄温泉、黒川温泉、湯布院温泉、宝泉寺温泉、杖立温泉、日奈久温泉、湯の児温泉、玉名温泉、別府温泉、鉄輪温泉、霧島温泉、指宿温泉、などに行ったことがあるが、温泉地に詳しい友人が計画していた行程が大きく変更されることになってしまった。

今日の写真は久大本線経由で博多と別府を結ぶ「特急　ゆふいんの森」で、別府駅で撮影したものだが、４回目となる予定がキャンセルとなってしまった。