2004-09-30

ママ?  NO 928


 葬儀の場で幼い子供さんの相手は大変。<専門の保母さんでも雇用するか?>と思ってしまうことも多い。

 広い式場を走り回っていたヤンチャな女の子、静かになったのは火葬場から戻ってからの「御斎」、意外と食事のマナーがきっちり教育されているのでびっくり。

 皆さんの会席料理がスタート。その子の前には我々が指示したお子様ランチ。彼女は食事を始める前に「いただきます」と合掌していた。

 隣に故人のご伴侶であるお婆ちゃんが座っておられる。親戚の方が「おばあちゃんの横でよかったね」と声を掛けたら「違う!」と抵抗の言葉が?

 「お婆ちゃんに、お婆ちゃんと言ったら叱られるの。マミーと言わなきゃダメ」

 皆さんが注目して見守る成り行き。結論は、お母さんはママ。お婆ちゃんはマミーとなっているそうで、ご本人が「お婆ちゃん」と呼ばれることがお嫌いということが分かった。

 なるほど、お婆ちゃんと称するには失礼なほど上品な感じ。こんなに美しく齢を重ねる女性少ないだろうし、そのお気持ちが理解できて納得。

 式場からの帰路、ややこしい一方通行を抜けると思わぬところへ出ることに。その角に私の娘がママになった病院があった。

 ここで生まれた私の孫、アメリカへ行ってから半年が経ったが、昨日のメールでは英語で会話を始めているという。<このまま進めば?>と、複雑な心境ともなった。

 そうそう、ママで思い出したが、過去ログで紹介申し上げた「mamadiary」、コラムのページが100号を迎えられた。

 派遣司会者として活躍される日々の健闘振りが伝わってくるが、しきたりの異なる地方色も楽しいし、我々には想像できないような葬儀社さんも少なくないようで同情しながらエールを贈る。

 そんな彼女が自分専用のノートパソコンを購入されたそう。私が初めてパソコンを手にしたのは2001年のクリスマスの日。その一ヵ月後にコラム「有為転変」がスタート。2002年3月に、この「独り言」が始まった。

 彼女のHPには掲示板が存在しており、<こんなことも!>と思いながら我々葬祭業界に関連する幾つかの掲示板を覗いてみたら、全く知らない人達が私を題材に「独り言」のことも書かれていた。

 悪くは書かれていないので<安堵>したが、葬祭業界での憧れの就職先みたいな表現もあって<!>ただ沈黙・・・

 知らないところで知らない人達が語り合っている。それらはメールの展示場みたいでもあるが、私の名前が何やら「悪名」になりそうな雲行きも。

 結びに、上述の「mamadiary」だが、今日の号でテレビに採り上げられた二匹のプードル物語りは秀逸。「命って、何?」で共通する我々葬儀に携わる仲間、殺伐とした社会で「ホッと」した出来事だった。

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