2004-09-07

揺れました   NO 906


 <今日は、台風がやってくるぞ>と思いながら起床、新聞を読んでから着替えていると「ミシミシ」の音が?

 <もう吹いてきたのか?>と思ったらどうも違う。それは、また地震だった。

 約1分間、我が欠陥住宅が軋んでいる。2匹の猫が3階に向け階段を上がっていったら、すぐに1階に直行した。

 台風と地震のダブルパンチ。日本列島は、今や自然の猛威に曝されている感。それを危機感インフォメーションのシグナルに考えたいものだ。

 テレビニュース、九州や中国地方の状況を伝えている。映し出される光景の大半が過去に言った場所。最大瞬間風速56メートルや60メートルなんてアナウンスに恐怖を抱く。

 近所の方には恥ずかしいが、早めに窓のシャッターを降ろして出てきた。

 「久世の家は、いつもシャッターを降ろすのが早い」と噂されているだろうが、幼い頃に体験した台風の恐怖が強烈だったから。

 確か3歳ぐらいの頃、母が並の台風でないことを判断、タンスを動かして「コの字型」にした空間で一夜を過ごした。

 猛烈な風の音に平屋が揺れる。2人の姉が泣いていたことも覚えているが、見事に屋根が吹き飛ばされていた。

 その家は、親父の自慢の建築だった。母の兄が建築家。釘を一切使用しない建て方だったが、補修の際に釘をいっぱい打ち込んだと聞いた。

 さて、テレビのニュースで衝撃的な映像が。10数回宿泊したことのある熊本県グリーンランドにある「ホテル ウェルデ」さんだが、どの部屋からも目の前に見える高さ100メートルの観覧車、そのゴンドラが木の葉のように揺れており、やがて一つが落下した。

 2年前の春、鼻血が止まらず救急車で病院に運ばれるという迷惑を掛けたホテルさんだが、数年前まで観覧車の反対側にあった高さ50メートルのウルトラマンの風船が風で倒れてしまい、多くの子供達を寂しがらせている。

 今回の台風、全国で行われている「お葬式」を二重に悲しませた。我々業者も大変だが、全国で思わぬ悲劇の光景があっただろう。

 過日に信州に行った際、浅間山の噴火のニュースが飛び込みびっくりしたが、今夜は上信越地域で地震のニュース。何かおかしな現象が起きている。そう思わずにいられない心境で、これから台風が接近する東北や北海道の皆さんのことを案じている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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