2004-08-27

勧誘されて?  NO 895


 先月行われた葬儀、昨日ご法要のお花を届けに行った担当女性スタッフが、喪主様からプレゼントを頂戴してきた。

 数日前に「形見分け」をされたそうで、亡くなられたご主人が愛用されていたブランド物の小銭入れをいただいた。

 プレゼントは、もう一つあった。彼女の誕生石で作られた見事なブレスレッド。それは数珠のようなデザインが施され、喪主をつとめられた奥様ご自身からのプレゼントだった。

 「こんな高価なもの、いただけません」と固辞したそうだが、「お供養」だから」のお言葉で頂戴したそう。そこには深い「有り難う」の意味が込められているように感じているが、きっと彼女の生涯の宝物になるだろう。

 最近、スタッフ達が色々なものを頂戴してくるようになり恐縮している。数日前、事前相談に伺ったお客様が、お母さんの故郷の産物を宅配便で恵贈くださったが、事前相談とは「ご家族」が「ご遺族」になる前に、我々とコミュニケーションが生まれることを再認識した思い。

しかし何時か訪れる「X・デー」には、それだけ重責を担って仕事に取り組まなければならないのでプレッシャーが生まれる。

 事務所で社内会議が行われ、そんな確認も交わされたようだが、一方で最近に担当させていただいたお客様からのメッセージが報告され、その一部が「独り言」の号外で発信されていた。

 それが発信されたのは13:58分。帰宅して開いてみると誤字脱字のオンパレード。そこで指摘のうえ修正させ、21:00までに変更発信せよと命じておいたが、約7時間の間にお開きくださった方々に恥ずかしい思い。

 さて、ヒルトン東京ダイヤモンドクラブから電話があり、「是非、メンバーに」とお誘いいただいた。

 厳しいホテル戦争と言われる業界、特に東京は、外資系のホテルがいくつか建設中ということもあり熾烈を極めてきている。

 様々な特典のあるメンバーだが、案内によると国内で3000名のメンバーが存在するそうだ。

 私のような立場に<なぜ?>という不思議な思いを抱きながら、5分ほど営業トークを拝聴した。

 しばらくするとファクシミリで特典内容が送信されてきたが、あちこちのホテルが行っている特別優待サービスを集約したような形式。<こんなにサービスすれば赤字では?>と思ってしまうほどだった。

 今や世の中「何でも有り」の様相だが、ホテルと葬儀社はホスピタリティが大切。プロの誇りだけは忘れたくないものである。
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