2016-08-24

九州から北海道へ  NO 4955

さんふらわあ前号では九州で司会とプロデュースを担当した合同社葬のことに触れたが、今日は北海道の札幌のホテルで行われた合同社葬のことを思い出すことになった。

我が家の夕食に焼き魚の「ホッケ」が出て来たからで、この魚を始めて食べたのは十数人で行った割烹でのこと。メモリアルグループの室蘭市民斎場の藤井社長が「この魚、お勧めです」と教えてくれたものだが、大阪から同行していたビデオ会社の社長が「こんな魚は初めて。最高に美味しい」と言われていたことを思い出した。

このビデオ会社の社長には前号で触れた九州の社葬の時も同行して貰った。大阪南港から別府行きのサンフラワーに2台の車に分乗して向かったが、船内のレストランで夕食の最中に時計を確認すると「ちょっと失礼します」と部屋に戻ってカメラを手に、ライトアップされた明石大橋を撮影され、「資料映像として残しておきたいのです」と言われたことが印象に残っている。

多くのスタッフは前日入りしており、設営が終わったら流れのリハーサルも行っていたが、我々は当日の午前6時過ぎに別府に到着。そのまま社葬をされることになった会社の建物と会社側から見える山の光景を撮影する目的があった。

結果としてこのシナリオが予想もしなかった感銘につながったので嬉しかったが、画面に入れた当日の日付と時間と共に、「悲しみの儀式の朝」というテロップを喜んでくださったことが印象に残っている。

さて、数日前、長年判事をされていて定年退職をされた方と食事をした。その時に最近の司法について様々な話題を拝聴した。その中で驚いたのが弁護士という資格を有しても中々収入に結び付くことは難しく、年収200万円に満たない弁護士が多いという現実だった。

「100対0」という訴訟でも、「0」側から依頼があれば着手金目的で依頼を引き受けてしまい。相手側の心情を悪くしてしまって和解することも不可能になったケースも多く、裁判の中で「法律の専門家が法律に触れている事実を伏せて弁護依頼を受けるのではなく、教える親切もプロなら当然では」と説諭されたこともあるそうだ。

そんなケースでは原告が立腹して弁護士を訴えることに発展することもあり、法曹界で話題になるそうである。

個人事務所の弁護士なら着手金目的もあるが、大規模合同事務所に場合には依頼件数の実績ということから受けることもあり、幾ら依頼人の利益のためにと担当しても、すでに答えが決まっていることを行うのだから依頼人にとっては最悪だろう。

今日の写真は大阪南港と別府を結ぶ「さんふらわあ」を。
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