2004-04-13

正道を外れては?   NO 762

事務所の近所に生野小学校があるが、校舎沿いの道を下っていると、教室から元気な歌声が聞こえてきた。

 <どこかで耳にした歌だ?>と思ったら、すぐに思い出した。

 東京ディズニーランドの中にある「イッツ・ア・スモールワールド」、水上ボートで世界各国の子供の国をメルヘンチックに描いた世界。そこで流れている曲であった。

 イラクで嘆かわしい事件が起きているが、崇高である筈のイスラム宗教者の姿を見ると「?」が生まれてくる。

 報道されるテレビのニュース、それは、まるでアメリカ映画の世界ではないか。ふと「アラビアのロレンス」という映画を思い出す。

 過去にヨーロッパを旅行したことがあるが、中世の時代を彷彿させる町並みのいたるところに城壁が存在し、戦争の歴史を物語っているが、世界は今も愚かな争いを続けている。

 イラクの国内に遊園地やディズニーランドを造ったら? そんな思いを過去に書いたが、武器を手にする人々を水上ボートに乗せ「こどもの国」を見学させたらどうなるだろう?

 ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」のエピローグは、純白のコスチュームを纏った子供達の平和への讃歌の大合唱。イラクや北朝鮮の指導者達の感想が是非聞きたいと思ってしまう。

 昨日に続いて孫の話で恐縮だが、娘からのメールに「?!」ということが書かれてあった。家具や寝具を買い求めて配達してもらったところ、部品や枚数の足らないことが多く、アメリカの買い物は3割ぐらいも問題発生。「買った方の災難」という考えもあると言う。

クレームに対して謝罪する姿勢がない事実に唖然としたとも書いていたが、ディズニーランドの発祥の国がどうなってしまったのだろうか?

 ミス、クレーム、謝罪などは、我々日本人が最も嫌いで苦手なこと。それは、「家」と「恥」の文化という伝統で保たれてきた歴史だろうが、最近は、命に係わる医療の現場でもミスが多発している。

昨日、著名な大学教授が破廉恥なことで検挙されていたが、奥さんや子供さんのことを慮ると気の毒だ。

 さて、今日来社されたホテルマン達、それぞれがホテル葬に対する危機感を抱いておられホッとした。

 「今のホテル社葬は、遺影をダシにした交流会と考えています」

 その発言が現状を適切に捉えといると共感を覚えたが、全員が「このまま進めば社葬そのものが行われなくなります」と断言されたのは立派な分析だった。

 彼らは、その思いをお客様からの意見の集約とも言われ、言わばクレームへの対応変革。「これからは確実に『慈曲葬』の時代だ」とも断言してくれ嬉しいではないか。

明日、別のホテルから数人の方が来社されるが、どんな考えをされているのか楽しみが増えた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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