2004-06-02

バッティング   NO 810

自宅の真向かいのお家でご不幸があった。ご訃報を耳にした時、<これは、えらいことだ>と震えがきた。

 夕方に行われるライオンズクラブの理事会を終え、そのまま新大阪から東京へ向かう予定を組んでいたのを変更し、理事会を中座してお通夜の式場に走ることに。

 喪主さんとは町会の副会長同士、。私が「出張です」なんて言えない状況。ご当家の担当社員から「えらいことですね、どうします?」と問い掛けられたが、数日前にお会いした方のご逝去。

 葬儀の当日は、東京で理事会、総会、研修会が重なっている。メンバー幹事に「助けて」と、プログラムの無理な変更をお願いする。

 スタッフが時刻表を調べている。どう考えても飛行機利用が早く行けそう。そこで嫌いな飛行機を予約してもらった。

 夕方、<しまった>と気付くことが。伴うスタッフのホテルの手配をしていなかった。それこそ、「コロッと」忘れていたことになるが、上京させて「カプセルホテル」なんて気の毒なことだけは避けられたようでホッとする。

 一方で、昨夜、過日に書いた広島行きのことで電話を頂戴した。東京から鹿児島へ、鹿児島から広島へ直行というのはどうしても無理。「今回は、ごめんなさい」ということでご納得をいただいた。

 全国から集う研修会、そのメンバー達に多大な迷惑を掛けてしまう。<これが葬祭業の辛いところ>と、皮肉な出来事を嘆きながら「ご仏縁」という言葉を思い出す。

 しかし、どうも東京とは相性が悪い。東京に行く際「私でなければ」というご不幸がある。この「独り言」の発信を始めた時期にも同じ体験があったし、それから何回あっただろうか?

 メンバー達が真剣に論議を重ねている状況の中、「ごめんなさい」「申し訳ありません」と入って行くのは辛いもの。

司会のフレーズに「辛い思いをしただけ他人にやさしくなれる」というのがあるが、この辛さとは全く別物としても体験したくないものだ。

 「来る、*月*日」というスケジュール、私にとって最大のストレスとなって覆いかぶさる。

「今から、どう?」「明日、どう?」というのは大歓迎。社葬、ホテル葬、講演なんて、すべてが来る「*月*日」 手帳を見れば持病の「潰瘍」が痛む。メンバーの皆さんが「海容」くださることを願っている。

 明日の発信は、ホテルの部屋からで深夜ということになるだろうが、高層ホテルは電波に問題があることも。

 そうそう、飛行機嫌いの私。東京への飛行機は初めて。揺れないように願っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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