2004-11-01

単純発想から?  NO 961


 今日は、次々に予定の来客が。久し振りの人物も多かったが、順に皆さんと「隠れ家」で時間を過ごし様々な打ち合わせを行った。

 それぞれの道でプロと呼ばれる方々、<さすがに、そう呼ばれるだけある>と思いながら各人の専門哲学に触れたが、共通していたことは自身の仕事に誇りを抱いておられることと、お客様の満足を目指す行動実践に努められていることだった。

 そんな中、ひとりの人物から面白い体験談を聞いた。

 彼は、今年の3月頃に布団の中で睡眠中「湯たんぽ」で火傷を負ったそう。すぐに皮膚科医院の治療を受けたが、一ヶ月通っても一向に治らず、その医師の頼りない治療方法に腹を立てて行かなくなったそう。

 そこから始めたのが薬局で買ってきた市販薬による自家治療。消毒液で毎日丹念に手当てをしてきたが、さっぱりよくならなかったとのこと。

 気が付けば、また「湯たんぽ」のシーズン。これではいけないと大病院の皮膚科に足を運んでみたら、そこで診断された結果がびっくりだった。

 「消毒液が原因ですよ。止めれば治癒しますよ」と言われたそうで、病院から出された塗り薬で治療を始め、4日目に見違えるように治癒してきたと教えてくれた。

 前者の医師から言われたのは「毎日通わなければいけません」で、彼は、忙しい時間を割いて毎日待合室で2時間ぐらい待たされていたと言う。

  それが、どうだろう。後者の病院の医師は「一週間に1回でいいですよ」。この違いは何だろう。「俺は、時間とお金と労力をどれほど無駄にしてきたのだろう か」と嘆く彼。「どんな世界にも本物のプロとそうでないプロがいるものだ」と慰めた私。素人診断の怖さを学んだ事件でもあった。

 弊社には様々な電話が入る。出来るだけ相手さんの番号表示を確かめてから対応することになっているが、今日、ある時、東海地区の番号表示が見えた。

 女性スタッフが担当している。「販売は、一切いたしておりません。知的財産ですから」

 やさしい言葉遣いだが、そんな発言をしている。「?」と思って終わってから事情を確認したら、どうやら同業者さんか司会者さんらしき方、「慈曲」のCDを購入したいとのご要望だった。

 今、慈曲のCDが3種類存在しており、来春ぐらいにもう一枚制作する予定がある。会場空間を式場空間に「神変」させる音楽の不思議なパワー。そんな「慈曲」が誕生したのは「欲しい。ないものなら創ればいい」という単純発想からだった。

 しかし、そんな「慈曲」達、今や協会のメンバーにとって欠かせないオリジナルソフトとして認識されている。

 「次の慈曲を早く」という声が挙がっている。1枚のCDに10数曲が収められてあるが、一年後に、果たして何枚誕生しているかが興味深いところである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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