2012-10-28
お別れの言葉 NO 3089
昨号で触れた三回忌、午前中にご自宅へ参上。お仏壇に手を合わせ、奥様に私の香入れを託して戻って来たが、ご親戚からのお供えがいっぱい。故人と瓜二つのご兄弟がおられるので改めてご生前のお姿を思い出した。
夕方、奥様が「お供養」として様々な物を届けてくださって恐縮したが、来月に故人の故郷近くに行く予定があり、その際には特別な思いでお偲び申し上げようと考えている。
明日、朝から新快速で出掛ける予定だったが、深いご仏縁のある方のご葬儀があるので日時を変更した。
夜、お通夜に参列したが、ご生前のご意思を尊重されてご家族だけの予定だったが、故人のお人柄からか多くのご弔問者が来られて大変だった。
夕方からずっと雷鳴が聞こえ、お通夜が始まった頃に激しい雨。肩や背中を濡らされた方々のためにタオルで拭く女性スタッフが頑張っていた。
最近の天気予報はよく当たる。きっと気象衛星の存在からだろうが、大気が不安定で竜巻の恐れがあるとテロップに流れたので「発生しないように」と祈っていた。
司会を担当していた男性スタッフから導師を務められるお寺様の情報が入った。過去に私の愚書「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」をご笑覧くださったそうでびっくり。ご読経を終えられてご法話をされたが、説得力のあるお話で耳を傾けながら頷かれる人達の姿が多かった。
代表者指名焼香の予定はなかったが、弔旗の存在があるので行うように命じておいた。
同時間に遠方のお寺でお通夜が行われている。ご本堂での設営なので雷雨が大変だったと想像する。
今日の本館と西館でのご葬儀が、どちらもご多数の会葬があったと聞いて「お疲れさん」と伝えておいた。
ホールの受付の前のコーナーに天皇陛下から賜った褒章が置かれている。そぼ記念に撮影されたお写真がそのままご遺影として飾られたが、ご自身がご生前にご用意されていたと知って如何にも故人らしいと感じた。
明日の葬儀で「お別れの言葉」を捧げる予定だが、果たしてマイクを通した声がどのように伝わるかが心配だ。しかし捧げる行動こそが重要ではないかと自己納得。参列された皆様のご理解が不可能でも、間違いなく故人には伝わるだろうと信じている。
もちろん原稿なんて存在しないが、3時間ぐらいなら休むことなく話し続ける言葉が頭の中の引き出しに入っているので引っ張り出すだけで済むが、杖を片手にハンドマイクなので大丈夫かなとも思っている。
今日の写真は、弊社の本館で行われた子供会のリハーサルのひとこま。多目的ホールとして活用されることが何度もあった。