2007-11-17

再 会  NO 2037


 いよいよ冷え込みを感じるようになった。お通夜を終えて外に出たら震え気味。ご弔問の皆様も背中を丸めるようにして帰られたし、コートを召されていた方も多かった。

 久し振りにブログ「出たとこ勝@負ログ」の管理人さんと再会、「ウェストが出ましたね」と、中トトロみたいな体型に驚かれていた。

 そのブログを訪問されたらご理解されるだろうが、ネットの世界に精通され、今日も様々な裏話から将来の見通しまで拝聴し、びっくりする話題が幾つも出てきて勉強になった。

 お通夜の導師を務められたのは若い禅宗のお寺様。先代様、先々代様とは昔にご仏縁があり、それは私がこの仕事に従事した頃からで、何か懐かしくて感慨と郷愁に耽る思いだった。

 お説教は「有り難う」についてから始まり、お釈迦様の説かれた「盲亀浮木」の逸話で結ばれたが、故人がいつも手を合わせて「有り難う」と仰られていたことを伺っていたので感じ入るお話になった。

 ご退出後、謝辞の代行で「優曇華の花」について少しだけ触れたが、弔問者の中にいた知人から「あんな話、なんで知っているのだ!?」と不思議そうに問われたので、昔に書いた「お葬式と春夏秋冬」か「葬儀屋七万歩才のあの世の旅」を読んでと返しておいた。

 地方から来社の女性司会者さんが黒のスーツに着替えてお通夜を見学。司会台から少し離れたところに立ち、前を通られる弔問者に頭を下げながら体感していた。

  大阪では謝辞の代行が多いが、他府県では考えられない形式である。それは<おかしい!>と常々思っている私、そこで一般的な謝辞ではないオリジナルバー ジョンで進めているが、それに対して彼女は「やさしさを感じます!」とかなりカルチャー・ショックを受けたみたいで、今後のステップ・アップになればと期 待する。

 スタッフの車で送ってもらい「お好み焼き店」へ行き、3名で焼ソバとお好み焼きを食べたが、今日のお好み焼き奉行は「出たとこ」さんが担当。内心<私より上手だ!>とビックリした。

 まだ少し咽喉に痛みを感じるが、食欲のない時に「お好み焼き」は最高である。「世界一辛い」と印字された激辛ソースを少な目にしたが、やはり想像以上にピリピリ感じ、咽喉の消毒になったのでは?なんて勝手な解釈で帰宅した。

 今から銭湯へ行き、戻ってからナレーションを創作することにしよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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