2014-02-05

様々な慣習  NO 3540


朝 から医院へ行った。薬をいただきに行ったついでに採血をお願いし、奥さんが痛覚のない方の腕に針を刺してくださったが、血管の出難いところから入院時に看 護師さん達から疎まれていたのに、奥さんは血管が出ていない部分の感触から「この下に血管があるわ」とうまく対応くださったので驚いた。

NHKのニュースを観ていたら全国でインフルエンザが蔓延し、我が大阪では医院一箇所に平均30名以上の患者が診察を受けているそうだし、府下の多いところでは50人以上というので恐ろしくなった。

関東に3人の孫達が在住しているが、真中の小学生に高熱が出ていると聞いて心配し、インフルエンザではないかと想像している。

今日「水曜日」は「まぐまぐブログ」の発信日、内容は葬儀に関する様々な迷信や慣習について書いたが、その中で過去に勝手な思い込みをしていて「間違った」と反省したことがあった。

それはNHKの朝ドラ「ごちそうさん」の12月24日放送分で出て来た問題で、主人公の「め以子」をいじめる長女と書き、宮崎美子さんが「お母さん」なのに「次女」と勘違いしていたことである。

長 女から西門家へ届いた荷物を開けたら「産着」が入っており、こんな配慮をと喜んでいたら、宮崎美子さんが「あれっ!?」と訝しい表情をされて指摘したのが 「留め糸」がされていない事実で、そのしきたりは死者に着せる「経帷子」で、そこにも長女らしいいじわるが発覚した訳である。

「まぐまぐブログ」ではそのしきたりに付け加えたのが「挟みを使わないようにして、生地を裂く」という慣習。葬送に関する慣習は全国様々で、参列される親戚同士でしきたりの違いから揉め事に発展することも少なくなく、過去に呼ばれて仲裁をした出来事もあった。

その地のしきたりや慣習は時に宗教より強く土着してしまっているケースもあり、全国各地へ出掛けて講演した際に「是正するべき」と話したことも多かった。

す ぐにでも考えるべきと指摘したのが「骨葬」のしきたりで、お通夜の次の日の朝に出棺があり、お骨が戻って午後から葬儀というものだが、東北や北海道では今 でも行われている中にお通夜の前に出棺というケースがあり、訃報を聞いて駆け付けたら故人と会えなかったという問題である。

2年ほど前に 体験したことだが、伊勢志摩の親戚から訃報があってすぐに近鉄特急で駆け付けたら、遺族がお骨揚げに行っていると聞いてびっくり。次の日にお通夜と知って 信じられなかったが、故人の長女が九州に在住しており、実家にやって来た時にお母さんの顔も見ることが出来なかったと嘆いていた。

どのように考えてみてもおかしなしきたりである。昨秋に北海道に行った際「函館」のお寺に参拝させていただいたが、そこでお会いしたご住職も同じことをご指摘されていたし、次の日に立ち寄った八戸でもそんな慣習があるのでご仏縁のある同業者に是正するべきと伝えて来た。
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