2013-11-21

函館の思い出  NO 3467


昨日「水曜日」はまぐまぐ有料ブログの発信日。我々葬儀社を巻き込んだ悪質な嫌がらせ電話について書いておいた。

「お電話をいただいた**葬儀社ですが」と訪問したら、そんな電話をしたことはありませんと言われたらびっくりするが、そんな偽電話で先方さんに嫌がらせを仕掛ける悪質な行為が全国で起きていた事実もあるので紹介した。ご興味があれば「久世目線」からどうぞ。

さて、函館には様々な歴史を物語る建物が多くある。今日は旅館を出発して高台にあるロシア正教の教会と北海道の豪商として知られる相馬家の邸宅を見学して来た。

歴史的建造物である相馬邸は、素朴な中に隠れ味みたいな部分が見事に具現化されており、そんな建築を依頼した人も凄いが、それを「かたち」として表現された「匠」達の存在に驚きを新たにする体感となった。

案 内してくれた友人から「お孫さんに」とプレゼントして貰ったのは「実行寺の小坊主 とっ珍さんはおおいそがし」というタイトルの絵物語りで、江戸時代の日 本で初めてハリストレス正教会の聖歌が流れた函館のお寺の物語りを、英語、ロシア語、日本語の三か国語で書かれたもの。帰阪したら早速孫達の在住する関東 へ送ろうと思っていたが、移動する列車の中で目を通したら、それは我々大人が学ぶべき大切なことが感じられた。

そうそう、旅館を出発する 前に仲居さんの一人と立ち話。心が和んだよと伝えたかったことがあったから。それは、部屋から庭の木々を眺めていたら、一本の木にある可愛い巣箱を見つけ たから。様々な小鳥達がやって来る庭の木立だが、そんな小鳥たちのために置かれた巣箱の存在は言葉で表現出来ない心地良さと優しさを感じた。

朝に入った大浴場から見えるリンゴの生った木の風情にもにも趣を感じたが、湯の川温泉の和風旅館「竹葉 新葉亭」は私のお気に入りの旅館として心に残っており、次回にもしも函館に立ち寄ることがあれば、また利用したいと思っている。

ホテルや旅館のHPに「湯が自慢です」とか「料理が自慢です」というのが多く、「スタッフが自慢です」というのは全くないのが現実だが、どんな世界でも「作業」と「仕事」とは大きく異なると考えたい。

人へのサービスで最も重視して伝わることは「一生懸命」に取り組んでいる姿。今回の旅館に、そんな健気なスタッフ達が対応してくれたことが嬉しかったと書いておこう。

そして絶対に触れておかなければならないことは、2日間送迎を担当くださったハイヤーさん。健常者でない私への細やかなご配慮も感謝申し上げたいが、何より素晴らしいお人柄が最高だった。Tさん、お世話になり有り難うございました・・・九拝合掌
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