2005-02-02

冬一色の中で   NO 1055


 あちこちからのメール、その大半に「大変な雪です」と書かれてあったが、猛烈な寒波、この数日の大阪の冷え込みも半端じゃなく、ブルブル震えながら仕事をしていた。

 自転車で通勤する女性スタッフも数人いるが、みんな若いからか元気そう。片道30分という女性、彼女が一番寒さに強そうだ。

 「エライ雪で50分もバスを待たされました」と言って出社したのは遠方から通う女性。まだまだ降りそうな雲行きに「早く帰りなさいよ」と伝えておいた。

 午前中、企画室を中心に9名のスタッフ会議が行われ、とんでもない企画を提案してきた。

 <却下されるだろう>と、責任者が覚悟しながら入ってきたみたいだが、アドバイスを加えてゴーサイン。方向性に誤りはなく、社会が求める時代に入ったと分析し、総括的にフォローすると扇ぐような結果で応えることに。

 さて、雪の影響で来社されることが出来なかった人物もいたが、予想外にやってきた人物も。

 久し振りに顔を見せたフリーの男性司会者さんだが、通夜の司会で行き詰っているとのこと。そこで最も簡単な意識改革の手段として衝撃的なフレーズを体感させたら目に涙。「何百万円の価値がありました」と手を合わせて帰って行った。

 昔、彼の娘さんが弊社のスタッフとして働いていた。司会を教えようとする頃に寿退職ということになってしまったが、その彼女にも4人の子供が誕生していると聞いて嬉しくなった。

 年に数回やって来る司会者さんもいるが、毎回変化する司会の世界に驚かれるみたい。そんな発言に返す言葉は「今というものは、未来になったら過去だよ」ということ。<何だ、それは?>と不思議そうにされる表情を眺めるのも面白いもの。

 そんな彼に、私専用の音響システムで喋らせてみた。

 「何ですか、これ!」が第一声、続いて真剣な顔付きになって「明日からマイクを握りたくなくなってしまいました」とショックの様子。

 偶々研修用に2種類の音響システムをセッティングしてあり、その両方で喋り比べ、その衝撃的な違いに驚嘆された体感。それを自分自身で確認出来るなんて他社には絶対ない世界である。

 意識改革の最短の道、それは衝撃との出会いであろう。

 発信前に九州の女性司会者さんの「MAMADIARY」を訪問、彼女が大雪のためにホテルで2泊して対応されたそう。

 私もホテル葬で宿泊することがあるが、彼女の環境とは180度異なるようで申し訳ないぐらい。「独り葬儀社みたいです」とご苦労される派遣司会者さんの日々、それは、学ぶところがいっぱいあり、弊社スタッフ達に必見のページとして命じてある。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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