2005-08-11

無情の嵐  NO 1237


 午前中、2人の人物から携帯に電話が。偶然に珍しくどちらも「明日、ゴルフに」というお誘い。一人は「ゴルフが我が人生」というようなプロ級の実力者、もう一人はホテル関係者で一流ホテルの総支配人とご一緒をということだった。

「お盆前で明日は空いているよ」と念も入ったが、今年は1回もラウンドしていないと返したら驚いていた。

 健康のために歩くことは必要だが、熱中症にでもなれば大変だ。「涼しくなってから誘ってね」と丁重にお断り申し上げた

 協会のメンバーや塾生達のブログを順に訪問したら、過日に来社した福島県の本多葬祭の芸術家が風貌のイメチェンを実行したみたい。強制してしまったようで<ごめんね、頑張れ>との思いを抱く。

 神戸の公詢社のブログには東京ディズニーランドのサービスについて触れられてあったが、過去に担当した社葬で名古屋から来られていた会葬者の方から「TDLサービスを感じました」とお手紙を頂戴したことを思い出した。

 上述2社のHP訪問は、リンクのぺーじからどうぞ。

 さて、お盆のシーズンは、お寺さんのスケジュールが大変。葬儀の時間決定に際してお電話を入れてもご住職と連絡が取れないことも多く、事務所が中継窓口となって何回ものやりとりが繰り広げられている。

 そんな中、事務所に入ったら全員が悲愴な雰囲気。<!?>と思ってお客様の資料を確認して私も絶句。あるご当家、お若い男性のご急逝。生後数ヶ月という残された子供さんの存在が涙を誘った。

 担当者が「辛いです」と悲しんでいたが、放心状態が想像できるご遺族のフォローに万全を尽くせと命じておいた。

 昨夜「天国からの手紙」というテレビ番組があったそう。九州の女性司会者が発信される「MAMADIARY」の掲示板でもその書き込みがあり「泣きました」とやりとりされていたが、スタッフによると、まさにその物語みたいに悲しいご不幸だった。

 仏教は「諸行無常」を説くが、無常の文字が無情に思えてならない出来事が少なくない。これまでに悲劇という葬儀をいっぱい担当したが、いつも<時間を戻すことが出来れば>と叶わぬ思いを抱きながら涙を流している。

 何も知らない数ヶ月の赤ちゃん、お父さんの存在認識なくして成長されるだろうが、そのお父さんを送る悲しい儀式の司会を務める私。参列される皆さん全員で将来の幸せを願う心の波動を集めて贈りたい。

 奥様を慰める言葉が見つからないお通夜と葬儀、ふと、協会のメンバーが教えてくれた言葉を思い出した。

『涙の成分は、真っ赤な血液。それが透明になって目から流れ出るまでのプロセスを大切に考えよう。涙は心身を守る美しい最高の愛情表現だ』
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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