昨夜の報道ステーションを観ていてびっくり。古館キャスターがドイツまで取材に行ってナチスのヒトラーの時代の憲法活用に触れたから。まるで安倍総理を彷彿させるように感じた人も少なくないだろうが、高市早苗総務大臣の一連の発言にも関連し、官邸がさぞかし苦々しい思いになっているだろうと想像する。

ＮＨＫクローズアップ現代の国谷キャスターの降板挨拶にも似ているような感じがするが「一矢をを報いる」ジャーナリストの行動とも見えるし、それが決して「石亀の地団駄」や「ごまめの歯ぎしり」ではなかったように大きな波動を感じている。

前号で触れた「寝台特急カシオペア」の最終列車が今日の夕方に札幌駅を発車して上野へ向かったというニュースがあった。北海道新幹線開業に伴って「寝台急行　はまなす」もなくなってしまったが、移動という交通機関が単なる旅のひとこまという考え方から変わりつつある昨今にあって、人気のあった列車が運転されなくなることは寂しいことだ。

その列車達が必ず通過していた青函トンネルも２２日から２５日まで新幹線移行のために通行がストップされる。そんな関係で前述の列車が開通の数日前に「葬鉄」となった訳だが、果たして函館の人達にとって心から歓迎されているのだろうかと疑問を感じている。

函館駅駅から新幹線の北斗駅まで快速列車で１５分も離れており、乗り換え時間を含めると東京から最速で４時間半も要することになる。

様々な割引運賃を打ち出している飛行機なら１万５０００円程度なのにＪＲなら「２２６９０円」も要する。この比較からすれば圧倒的に飛行機の方が便利だし、現在の新幹線の予約率の低い現実を知ると果たして大丈夫なのかと思ってしまう。

旅の情報誌の気になる内容が目に留まった。函館市内から函館空港に向かう途中にある湯の川温泉などで、スタッフが足りない施設が多くあって困っているというものだった。予約客を満足させられないところから受け入れないケースも考えられるし、宿泊産業として極めて残念な現実となってしまう。

湯の川温泉には大規模なホテルが多いこともあるだろうが、スタッフ不足という現実は何より厳しい条件となってしまう。

過去に湯の川温泉の「竹葉新葉亭」という旅館を３回利用したことがあるが、純和風の雰囲気が心地良く、北海道に行くと立ち寄りたいお気に入りとなっている。

この旅館の売店に私の友人が創作している水引細工のアクセサリ―が置かれている。イヤリングやネックレスは初めて目にされた方が驚くものだが、ご興味があれば「清雅舎」のＨＰでご確認を。

さて、過日の山陽自動車道のトンネル内の事故、犠牲になられたお２人の葬儀の司会を担当することになりましたというメールが広島から届いた。我々葬儀社にとって事故や事件の被害者の葬儀は辛いもの。通夜や葬儀の式場空間に重い空気が生じ、誰もがそこから逃げ出したくなる世界がある。

だからこそ「加害者になるな」「被害者になるな」と何度も書いて来た訳だが、広島の司会者も改めてその思いを認識したようなことを書いていた。

メールマガジン「まぐまぐブログ」を毎週水曜日に発信しているが、事務局から「原稿を」というメールがあり、また１ヵ月分程度を書き上げなければならない。

昨日は朝から夫婦で医院へ行ったが、待合室で会った知人から「お揃いで」なんて言われたが、私が少し楽になったら妻の方が悪化した。

どちらもインフルエンザではなかったが、今年の風邪の症状は重いと言われ。実際に罹患してみて実感したので皆様はご用心を。

ウクライナでドバイのＬＣＣ航空機の墜落事故が起きていた。悪天候時の着陸に問題があったようだが、飛行機は事故に遭遇すると恐ろしい。ロシアの知られる経済紙が社説でロシア政府のクリミア編入が明らかな失敗という指摘をしていたそうだ。それによって国際的に経済制裁を受けた存在が大きいし、ウクライナ東部の紛争の犠牲も甚大だと報じている。

アメリカは大統領選挙の話題で喧しい。トランプ氏の登場がその突出する対象だが、ロシア、中国、北朝鮮など、独裁的な方向へ進んでいても支持する人達の存在もあるのも事実。

地下鉄サリン事件から２１年目を迎えた。犠牲になった人達に手を合わせ、考えられないテロや戦争がが起きないように願ってしまう。

今日の写真はキャンベラの戦争記念館に展示されていた日本兵のコーナーで撮影したものを。