2016-03-06

幾何  NO 4787

函館空港内にてシーンの会長のブログを更新。テーマは世界卓球について触れておいた。

「幸せ列車」の管理人さんと食事をした。いつも「お好み焼き」が多く、今日は寺田町の「千代さん」へ入った。ここも前の店の時代からすると青春時代からとなるので半世紀以上前から交流があったことになるので懐かしいが、お爺ちゃんが達筆だったことが印象に残っている。

「幸せ列車」の各駅停車で日々更新の短編小説「女将シリーズ」も明日で8ヶ月を迎える。200名以上の女将が登場したことになるが、結構訪問くださる方があるので続けている。

さて、奇跡みたいなことが起きるのだろうか。不思議に包まれて退院を迎えに行った。

不思議なことと言えば11年前に腹部の大手術を受けた際のことを思い出す、麻酔が醒めて集中治療室で24時間を過ごしたが、集中治療室症候群という症状が出るケースもある劣悪な環境。その日は16人の患者が存在し、次々に点滴が切れる警報音が鳴る。その音のストレスは半端じゃなく「早く対応すればよいのに」とずっと思っていた。

時間の感覚が分からないようになっており、猛烈な咽喉の渇きがあるので看護師さんが水を含んだ綿で口内を濡らしてくれる。そんなことが続いている中で不思議なことを体験した。2人の看護師さんが弊社の元社員だったからだ。一人は大学を卒業して2年間の研修で預かっていた同業者の娘さんで、もう一人は私とコンビを組んでいた女性司会者だった。

もちろんこれらが幻覚であった訳だが、「どうして君が看護師さんに?」と質問していたことをはっきりと憶えている。

不思議なことは集中治療室の24時間が終わって自分の病室に戻ってから2日間続いた。天井と壁の柄が金色の鳳凰だったからだ。そんなことを病室にいた妻に伝えたら、「何をおかしなことを言っているの?」と返されたが、3日目に消えるまで2日間続いたのだから今でも理解出来ないでいる。

<ここは天国か極楽か?>なんて思っていたことを思い出す。

さて、数日前のニュースに「お寺さん派遣」に関するアマゾンのビジネスに対して「全日本仏教会」がアマゾンの本社宛に撤回を求めて文書を送付したというのがあった。「お布施の本義」からするとおかしいという指摘だが、このシステムを発想したのは葬儀業界の人物で、そもそも仏教の勉強をしている立場なら絶対に考えることではなく、プロでなかったということになるだろう。

ネット社会になって葬儀の業界に次々にややこしい展開が始まっている。ネットや宣伝を派手に行ってよいことばかりを並べて葬儀社を紹介するビジネスだが、最近はテレビのCMでも目にするようになった。あくまでも業者を紹介して手数料を目的としているビジネスなので、その手数料が遺族に影響を及ぶことも常識だろう。

食いつき易いように低価格を前面に出しているが、背景には意外と高額なものがある事実も知らなければならない。低額なことで依頼をして、カタログを目にして余りにもお粗末で故人が気の毒と感じればその上を選択することになるだろう。そんな仕掛けが世の常であることを理解し、二重の悲しみにならないように願ってしまう。

ニュース映像にびっくり。阿倍野橋から遠里小野橋へ向かっていた大阪市バスの運転手が突然意識朦朧となって住吉区内で事故が発生していた。小学校5年生から5年間住吉区の学校に通学していた歴史があり、この事故現場のすぐ近くの住吉車庫で何度も定期を購入するために行ったことを思い出した。

突然の疾病を考えると日々の生活に不安を覚える。先月は梅田で心疾患による歩行者が犠牲になる事故があった。昨日もJRの奈良線で若い車掌さんからの「手が痺れる」という連絡から、30分ほど運転が止まっていた。

交通機関に従事する人達の存在は数え切れないほどおられるが、道路を走行する一般の車の運転者のことを考えるとずっと危険な環境の中にいることを知る。これまでに何度も書いた「今日あることは幸運」ということをもう一度認識しておこう。

今日の写真は函館空港の搭乗口のコーナーにあったマッサージ器だが、誰もいないのでラッキーと思って座ってみたら有料だったが、悪天候で2時間以上遅れていたのでここで過ごすことになった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net