2015-12-30

年末に想う  NO 4420

那智の滝函館本線の旭川の近くのトンネルの火災事故から不通になっていたので不便を強いられ他人達が多かったと想像する。

昨日のニュースの写真には函館の市電が脱線した現場を撮影されたものがありびっくりしたが、何時何処で災難に遭遇するかは不明で、今日あることに手を合わさなければならないことを改めて知ることになる。

札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉のホテルの大浴場で、男性が転んで頭部を強打するという出来事が報じられていたが、要請を受けた救急車のエンジンが掛からず別の署から派遣されることになり、25分ほどのロスが生じ、不幸にも男性が亡くなられたそうだったが、救急車の遅れが直接的な原因になったかどうかは定かではない。

温泉の大浴場は何処でも滑り易くなっているので気を付けなければならない。杖を手にする日常生活になってからそれを実感することになったが、本当に危険がいっぱいという環境にあることを再認識しておくべきである。

千葉県のゴルフ場でプレーしていた落語家が倒れてドクターヘリで搬送されたニュースもあったが、ゴルフ場で倒れたというケースは少なくなく、私自身も何度かそんなご不幸を迎えられた方の葬儀を担当した思い出がある。

睡眠不足で早朝に出掛け、準備運動もせずにプレーを始めることは危険である。ゴルフ場で倒れるケースで多いのはスタートのティーグランドとグリーン上で、短いパットを慎重に入れようとする時に血圧が急上昇することもあり、アイゼンハワー元大統領が医師から「2メートル以内のパットは禁止」と指導されていたことも有名な話である。

30年ほど前、横着なことをして大変な目に遭ったことがある。ライオンズクラブのコンペで兵庫県のゴルフ場へ行った時のこと。ペアリングで4組目となっていたのでモーニングタイムを過ごしていたら、幹事がやって来て遅れている人達がいるので1組目でスタートしてくれと言われ、そのままスタートホールへ行き、3回ほど素振りをしただけで打ったらナイスショットだったが、何か身体のねじりがいつもより強かったような感じがした。

それがおかしな兆候として気付いたのが途中で立ち寄った茶店で飲んだお茶。咽喉から食道に至る辺りで砂時計みたいな状態になってしまう異変を感じた。それは昼食時でも同じで、食べた物が食道の部分で止まってしまうような感じとなり、水を飲んで流そうと試みても砂時計みたいになってしまう不思議な兆候だった。

それは表彰式を終えて行われた会食の際にも続き、帰宅してからもそのままなので、次の朝にいつもお世話になっていたクリニックで診察を受けると、すぐに胸のレントゲン撮影をされた。

待合い室で30分ほど経ってから診察室に呼ばれたら、先生の机の上部の壁にレントゲンフィルムが3枚貼られている。食道の所に白っぽい物が食い込んでいる。心配になって「先生、それってがんですか?」と質問をしてしまった。

考えてみればガンが突然に発症することもない。先生は「ガンだったら患者に見せないのが普通だが、ところで君は何をしてこうなったの?」と聞かれたのでゴルフ場での経緯を説明したら、「この食い込んでいるのは動脈で、何か身体を捩じり過ぎたようだ」と言われてびっくり。

「これはね、注射1本で元通りになるから」と打たれたのが筋肉弛緩剤という注射だった。それは劇的に改善効果があり、クリニックからの帰路に立ち寄った喫茶店で水を飲んだら何も問題がなかったのでホッとした。

ティーショットの瞬間は40程度の血圧アップがあるそうで、高血圧の症状のある人は要注意である。

今日の写真は今春に出掛けた熊野古道の旅で撮影した那智の滝を。
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