2017-12-20

最悪の想定を  NО 8063

700系新幹線アメリカの鉄道「アムトラック」で大事故が発生していた。制限速度48キロのところを128キロで走行して脱線をした事故だったが、間違いなく運転士のミスでヒューマンエラーと指摘されるだろう。

過日に発生した新幹線「のぞみ」の台車の亀裂問題も恐ろしいことで、JR西日本のトップが謝罪会見を開いていたが、安全神話が崩壊したことは事実である。

ある専門家が指摘していた問題が気になった。新幹線の台車にはセンサーがセッティングされており、異常を運転席に知らせるシステムが構築されているのに作動しなかったということだが、岡山駅から乗車した保守スタッフが次の駅で停車して確認するべきという提言に東京の指令室はそのまま運転をさせたという構図の背景に恐ろしさを抱いてしまう。

最悪の想定が交通機関の基本なのに、どうしてこんなインシデント的な問題になったのかは徹底的に検証するべきである。

過去に「新山口駅」から10数人で「のぞみ」を利用したことがあるが、その際に通過する「のぞみ」の轟音の凄さに恐怖を感じた高齢の方が、「あんなスピードで! 乗りたくない。遠慮するわ」と言われたことを思い出した。

過去に書いたことがあるが、姫路駅のホームで通過する列車を撮影する外国人が多く、それは姫路城を目的にするよりも高いそうで、4車線ある内側を時速300キロで通過する光景を撮っているものだ。

「こだま」の停車駅で列車を待っている時に何度も体験したが、通過する列車の迫力は言葉で表現不可能なレベルで、全需の高齢者の恐怖感も理解出来るものである。

東北新幹線では一部の列車が「320キロ」運転をされているそうだし、青函トンネル内も「140キロ」から「160キロ」にアップされるニュースもあったが、ヒューマンエラーが発生しないように願っている。

さて、今日の夕方のニュースで高齢者の100人の内の一人が突然異変を感じる兆候があるそうで、車を運転している時は最悪の事故につながる危険性があると解説していた。

一時的に脳梗塞状態に陥るという問題らしいが、そんな一過性脳梗塞のことを考えると本当に恐ろしくなる。

運転免許証を返納した私だが、北海道を車で走行したかったという60代になってからの夢は叶わなくなったが、被害者を出さないことを優先させた結果行動でもあった。

「運転免許を取得したい」と妻が言ったのは20代の頃だったが、「車を運転するなら離婚してからにしてくれ」とずっと反対して来た歴史がある。

事故を起こしたら反省で済まない後悔につながる危険性がある。仕事だったらまだしも目的もなくハンドルを手にすると事故率が高くなるのも事実で、被害者となった方々の葬儀を何度も体験したからでもあった。

今日の写真は700系新幹線を。
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