2016-08-25

番組から学んだこと  NO 4956

白いソニック昨日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。日本の航空機が外国で事故が発生した際に現地に飛ぶ同業者のことを書いた。携帯電話のない時代だったので、彼はいつも何処にいるかを会社に伝えるのが日常の義務で、一緒に行動する必要があるのでお寺さん、神主さん、牧師さん、神父さんとの緊急連絡の方法も講じていた。

世界中で携帯電話が通じるし、何処でもネットで情報入手が可能となったが、この仕事に従事してから電話を離れることは出来なかった。転送電話がという物が登場してから自宅で過ごすことが可能となったが、それでも入浴する際にも電話が離せなかった。

昨日の番組で関西空港のグランドスタッフの密着企画があった。お盆で海外で出掛ける人達が多くて保安検査が大混雑。出発ゲートで出発時刻になってもやって来ない搭乗客が9人もいた。電話でスタッフとのやりとりの中に積み込んだ荷物の番号を伝えて降ろす指示も出していた。

そんな中、息絶え絶えで走って来た人達がいた。何とか搭乗出来ることになったが、15分遅れで出発の後、間に合わなかった親子連れが到着。夜の便に変更されて5時間以上過ごすことになっていた。

日本の航空会社は定刻運航に関して世界で優秀と知られているが、その背景でグランドスタッフ達の苦労があることも知った。

我々葬儀の仕事に従事する立場も年中無休で24時間対応だが、お盆や正月で勤務している人達の存在を忘れないようにしたい。交通機関の人達もそうだが、警察、救急、消防、病院もそうである。

さて、昨夜、スクープというテレビ番組で15年前に発生した新宿歌舞伎町の雑居ビルの火災のことを採り上げていた。44人もの犠牲者が出た火災だが、階段部分に置かれた邪魔になる様々な荷物が燃えて多くの犠牲者を出す要因となったと報道していた。

非常口や廊下、階段に物が置かれているところは火災が発生すれば危険性が高まる。この火災から新しい法律が施行されることになったが、火災現場を分析した専門家である大学教授が「黒い煙は絶対に吸っては駄目」とアドバイスをされ、それが一酸化中毒の原因となる危険性があり一息二息で死に至ることもあると指摘していた。

この火災のことに触れたのは、その前日にこの雑居ビルのすぐ近くの居酒屋で食事をしていたからで、参加していた10人程の人達が翌朝のホテルの朝食時に「何時何処で災難に遭うか分からない」と話し合ったことをはっきりと憶えている。

これまでに全国各地へ講演などで行ったが、利用するホテルや旅館でいつも非常口や避難経路を確認していたし、館内の見取り図を頭に入れるように行動していた。

火災が発生したら停電になることも考えられるし、煙で視界が悪くなる想定も重要である。煙は天井側から下に降りて来るというので万が一の時は出来るだけ低い体勢が常識である。

今日の写真は日豊本線「宇佐駅」で撮影した「特急 白いソニック」を。
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