2017-10-21
嵐の前に NO 8009
超大型台風が接近中過去の。伊勢湾台風に似た規模と進路で警戒しなければならないようだ。衆院選の投票日と重なるので期日前投票が多く、30分以上も並んで待ったというニュースもあった。
台風の直径を見ると日本列島をすっぽりと包む程の大きさで衝撃的だが、かなりの強風と大雨が予想されるので気を付けよう。
夕方のニュースで大雨の影響で紀勢線の新宮と周参見間が運転を見合わせていると報じていたが、全日空では宮崎便の発着を欠航すると出ていた。
近畿地方のJRや大阪環状線でも明日の夕方から運転本数を減らす予定と報じられていたが、22日、23日は交通機関が混乱すると予想される。
ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載を。
秋冷の候へ NO 2010 2007-10-20
朝から雨の一日、止んだのは午後7時前頃だった。商店街を通っていると理容店の入り口にご主人が立っており、「先日は、どうも」とご挨拶。過日のご近所の葬儀で受付を担当くださった方。そのまま店内へ入って散髪を。
語呂合わせの好きな日本人、毎日「何か」の日となっている。10月20日は「頭髪」の日だそうだが、昔に耳にした「髪は長~い友達」というCMのフレーズを思い出していた。
大規模な病院に入院した際、院内に理容室と美容室が存在していたが、いつ見ても満員だった。
これまで担当させていただいたご葬儀で、ご納棺の前に理容師さんが散髪をされたケースも少なくない。
ある葬儀のこと、「納棺の時間を1時間遅らせてください」と、ご遺族からのお電話が。事情を伺うと、いつもお世話になっていた散髪屋さんのご夫妻が整髪とシャンプーをしてくださるとのこと。そこでスタッフに手伝うようにと行かせたらびっくりするほど喜ばれた。
2ヶ月前にご入院、そのままお亡くなりになってご帰宅されたが、ずっと「散髪に行きたい」と仰っていたそうで、何よりのプレゼントとなったわけである。
整髪されてお柩の中に。周囲におられたご遺族やご親戚からは「よかったね!」との感謝のお言葉、「誠に勝手ながら、1時間ほど閉店します」との張り紙をされてきたご夫妻、そのお人柄が印象に残った出来事であった。
一方で、あるお婆ちゃんのことも思い出す。お電話をいただき深夜に参上したら、お孫さん達が揃われて、「お洒落だったお婆ちゃんに」とマニキュアを塗っている温かい光景を見せていただいて嬉しくなった。
人の死に正月も盆もない。時には孫の受験と葬儀が重なることもあるだろうが、「家族葬」という言葉が猛烈なスピードで出現してきた世の中に、受験ならば1日だけ葬儀の日程を遅らせるぐらいの配慮が大切で、それこそ「家族葬」の本義だろう。
つい先日のニュースだが、公務員の「ズル休み」の口実に親戚の不幸がいっぱいあったというケースが報じられていたが、その証拠に「会葬礼状」の添付という厳しいところもあるそうだ。
それで思い出した葬儀があった。お爺ちゃんの葬儀に制服姿で参列していたお孫さんから、「学校へお葬式の証明がいるのですけど、何かありませんか?」と言われ、会葬礼状に一筆書き込んだこともある。
あるビジネスマンから聞いた話だが、「祖母が亡くなって2日間休ませてください」と上司に願ったら、「他府県じゃないのだろう。忌引きなんて取るな。仕事の中で2時間ほど抜け、焼香だけ済ませて来い」と返されたそうだが、そんな企業「戦士」は、間違いなく「戦死」の憂き目に遭うのでは?
今日の写真は2年前に函館空港で撮影した伊丹行きの飛行機だが、前夜からの爆弾低気圧の影響で出発が2時間以上遅れたし、離陸してから水平飛行になるまでの揺れは2度と体験したくないレベルだった。