2017-10-11
また行くが NO 7999
北海道の札幌と函館を結ぶ特急列車は「北斗」と「スーパー北斗」があるが、どちらも気動車でかなりの時間を要する。
距離が300キロ以上あるので仕方がないが、昔は最速の列車が3時間で結んでいたのに、現在は当時より30分以上も要するようなった。
数年前に多発したエンジン火災問題から運転を取りやめた列車も出たし、最高速度をダウンさせたのだから仕方がなく、安全と言うことからすると歓迎である。
室蘭から噴火湾に沿って走る車窓は素晴らしい。遠くに見えている駒ヶ岳が中々使づいて来ないので不思議だが、それだけ距離があるということになる。
我々夫婦はJRの「ジパング倶楽部」に入会しているので乗車券、特急券、グリーン券の全てが3割引きとなるが、入会されていない方々にお得な情報を提供申し上げる。
「えきねっとトクだ値」という割引制度が今月の1日から登場し、「ジパング倶楽部」と同じ3割引きで購入出来るので是非どうぞ。
過去に何度か体験したことがあるが、「みどりの窓口」では言わない限り正規料金のチケット販売しかしてくれない。昔の国鉄時代の「お役所的姿勢」があるみたいだが、知らない人が損をするシステムはおかしいと思う。
初めて北海道へ行ったのは随分昔のことで、札幌の雪まつりを見たいと思ったことからだった。当時はネットなんて登場していなかったので飛行機の予約は電話か旅行会社の窓口で依頼するしかなかった。
やっと千歳行きと帰りの便の予約が取れて楽しみにしていたら、仕事の関係で私が担当しなければならない葬儀があった。仕方なく妻だけ予定通りに行かせて私は仕事を終えてから伊丹空港へ行った。
そこでどの便もキャンセル待ちでも無理という現実。雪まつりの最中なので当然で、カウンターで勧められたのが函館行の便だった。
その決断をして夕方の便に乗って函館空港へ到着。タクシーで函館駅に向かって乗車したのが「特急 北斗」だったが、札幌まで約4時間を要し、札幌駅に到着したのは午後11時前だった。
妻が先着していたホテルへ行ったが、レストランも営業を終わっていたし、近くに飲食店もなく、空腹で寝付けなかったことを憶えている。
大阪の新今宮駅の北側の広い土地に「星野グループ」が「ОMO」といブランドのホテルを建設すると発表されていたが、今日の会見では一泊「1万円」前後というのでびっくりした。
旭川の大きなホテルの「星野グループ」が経営することになったニュースもあったが、そこも確か「ОMO」ブランドだったと記憶している。
2年前に「星野グループ」で知られたトマムのホテルを利用したが、そのすぐ後で中国資本に転売された報道もあった。
トマムのタワーホテルはワンフロアに4室という全てがスイートになっていたが、幾つかあるレストランが予約制で空腹だったところからフロントで相談したら別棟にあるレストランならバイキング形式ですと教えられ、長いトンネルの中を10分ほど歩いてやっと辿り着いたが、受付窓口の女性スタッフが中国人で、大半のお客さんが中国人だったことにびっくりした。
杖を手にトレーを片手で持つなんて難しいのに、我々が案内された席は奥の端の方で、料理が並んでいる場所まで50m程離れていたので大変だった。
苦労しながら料理を皿にとっていると「私がお手伝いします」と声を掛けてくれたのは日本人の女性スタッフ。お陰で席まで運んで貰ったので助かったが、こんなところに日本と中国のサービス文化の違いがあるように感じた体験だった。
今日の写真はトマムで利用したホテルの部屋。奥に広いジャグジーバスがあった。