2017-11-10

気を付けましょう  NO 8024

オペラハウス朝のテレビ番組で専門医が登場して「誤嚥性肺炎」について解説。これが40代を迎えたら危険性があると指摘していた。

もうすぐ10年にんある私の大病体験だが、救急車で病院に搬送された際に「誤嚥性肺炎」を併発しており、約一か月間高熱が続いて大変な思いで過ごしていた。

気分が悪くて目が覚めた時に喉や声帯に異変を来しているのを理解せずに、猛烈な喉の渇きで水を飲んだのが悪かったみたいで、気管支に蓋が出来ずに肺に入ってしまったことから肺炎になったことを知った。

入院してからスプーン1杯の水を飲めるのに2カ月間も要したので大変だったが、退院後も半年間は錠剤の薬が飲めずに全て砕いて粉末にして貰っていた。

自分の病室に落ち着いた時に天井を見たらおかしな感じ。片目で見ると2本の蛍光灯が両目なら斜めに4本となるからで、医師に伝えたら「複視」と教えられたが、これは今でも難渋している問題で、隻眼になって歩くのはそのためである。

ここからは前号の続きで「10年前の独り言」から転載を。

声の調整?  NO 2020   2007-10-31

お通夜の式場へ行った。折悪しく雨の中、多くの弔問者の姿が故人の人徳を物語るよう。

私の姿を見た女性社員、今日、彼女は悲しみの遺族という立場である。「病院で、しっかりとお父さんに甘えさせてあげることが出来たか?」と言ったら、「はい」と寂しそうな表情を見せた。

容態が急変されたとのことで、看取ることが出来たのは彼女だけだったそう。お母さんや妹さん達にはさぞかし残念だったことだろうと拝察する。

お父さんらしいご遺影に手を合わせてからご祭壇を確認。私が好きな「高貴な色」とされる「紫」のカトレアの花が並んでいる。設営に従事した生花スタッフも 弔問しており、私に何か指摘されないか心配そうな雰囲気も感じたが、花いっぱいのデザインで、近所の方々から「きれいな祭壇!」「立派な祭壇!」というお 声が多かった。

チーフ・パーサーからナレーションに関する資料を受け取ったが、目を通してビックリしたのが肌理細やかにいっぱい書き込まれていること。その内容から、お父さんに対するご家族の思いが伝わってきた。

全部を文章化すると15分ぐらいになってしまう。整理して5分に組み上げ、割愛した一部を式次第の何処かに組み込む算段で思案。

「波乱万丈」という言葉があるが、したためられた文字の中に<凄い!>という人生ドラマがあった。それをどのようにシナリオとするかが重要だが、あまりドラマティックにするより「さりげなく」の方がよいのでは?と判断した。

目で見る文字と耳に入る言葉では感触が全く異なってしまう。故にいつも客観的な立場で発想することが大切だ。

一方で、故人が尊敬されておられた方のご弔辞が予定され、その内容によってはアドリブが求められることもあるので「アバウト」な構成も考えたい。

全体的な構想の整理は、今、いつもより少し早めに行ってきた銭湯で温まりながら考えてきたが、頭を悩ませるのがご家族から託された「メッセージ」と「お心残り」の合作で、そうなると、どうしても文章の前後を変更させる必要があるからだ。

こんな時、私がよくやるのは思い立った文章やフレーズの順番を考えずに箇条書きに書き込むこと。それから「切り取り」「貼り付け」という方式で組み上げていくのである。

お父さんは私より4年先輩だ。3人のお孫さんの存在があるが、今年4月に誕生して6ヶ月という孫さんもいる。せめてその子が幼稚園に入園するくらいまではと残念でならない。

お父さんと深い交流のあった私の友人から、ある日、お父さんが「医者の言うことに逆らったらあかんなあ」と、しみじみと語っておられたと聞いた。

お酒をこよなく愛されたお父さん、ウォーキングのお姿が思い出される。明日、銭湯で整えてきた声で司会を担当しようと思っている。

今日の写真はシドニーのオペラハウスを。この写真を撮影した時は記憶では3年前の7月の初めだったが、その時からすると随分と足腰が弱ったことを実感している。
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