2012-12-18

手を合わすことばかり NO 3133


 全国から様々なプレゼントを頂戴するので恐縮する。昨日は四国の同業者から素晴らしい「花」が頂いたし、今日は兵庫県と山口県からも宅配便が届いた。

 過日には、ホテルの鉄板焼きで食べたら3人で10万円をオーバーするようなハイクラスの「ステーキ」を頂戴し、私なりの方法で調理した。

「お好み焼き」と「ステーキ」を焼くのに「こだわり」があるところから、我が家では私の担当になっているが、これまでに招待した友人やスタッフ達には大好評という歴史がある。

 幸せを感じるプレゼントを調理した食事のテーブル、恵贈下さった北国の方に向かって手を合わせたが、体重増加だけには気を付けなければならないと考えている。

  午前中、九州の同業者から電話が。「今から大阪へ向かいますから」とあったそうで、そろそろ寺田町駅に到着する頃だと迎えに行ったが、九州新幹線の「つば め」の接続が悪くて1時間もロスしたとのこと。久し振りの再会となったので近くの「お好み焼き」店に入って旧交をあたためた。

 彼と初めて出会ったのは30年以上も前のこと。愚書「お葬式と春夏秋冬」をお寺の住職さんからプレゼントされたことがご仏縁の始まり。それから7月と12月には必ず大阪までやって来てくれているので恐縮している。

  娘さんが大学を卒業してから弊社で2年間の研修をしていたが、修了した際に与えた「終了証」を額に入れて式場に掲示しているところから、大阪の方がその式 場でのご親戚の葬儀で目にされたそうで、私の名前を見て「びっくりした!」と、わざわざお土産まで届けてくださったこともあるので不思議なご仏縁である。

 北海道から九州まで大規模な社葬や合同葬を担当させていただいたが、それぞれの地にご仏縁に結ばれる同業者の存在があることは有り難いこと。これは私のこれまでの人生にあっての宝物となっている。

 葬儀のことが出て来たところで芸能人のケースに触れるが、有名人の場合にはマスコミが取材という立場で参列することが多く、当日までのプロセスや祭壇のコンセプトについて質問されることもあり、前もって資料プリントを用意しておくことも少なくない。

「ご祭壇は『地球』をイメージし、青い花の部分は海となっており、桜の花の季節にご逝去されたというコンセプトになっています」というようなことを伝える訳だが、時には「花言葉」などを添えておくと喜ばれるようだ。

 昔、故人がお好きだったと伺った「花」のカードを何十種類も用意しておき、「この花をご覧になった時、故人のことを思い出して・・・」なんてメッセージを入れ、会葬礼状の中に同封していたこともあった。

 最近の芸能人の葬儀で物議を醸した出来事があった。歌舞伎の世界でご活躍された方の葬儀だが、情報収集のために記者達が集まって取材をしているところへ、いきなり携帯電話型のレコーダーを出した記者がいたそうで、記者魂も落ちたものだと顰蹙を買った事件となっていた。

 自分の耳で入手し、自身の感じたことを文章化して記事にするのが基本の世界。そんな場で便利過ぎる文明の利器を取り出したら軽蔑されるのは当たり前。講演やセミナー会場で無断で録音している人達の存在もあるが、本来は許可されない世界であることも知っておきたいもの。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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