2007-03-30

日々好日と口実?  NO 1820 


 友人の2人の孫の体格には誰もがびっくり、どちらも男の子だが、それぞれが3歳以上年上に見え、幼稚園時代の交通運賃に関し、改札でいつも「小学生でしょう!」とトラブルの元になって閉口していた歴史がある。

 立派な体格である両親のDNAからだろうが、小学校3年生で中学生ぐらいに思われるのだから大変。そんな勝手な誤解が、爺ちゃん婆ちゃんが何処かへ連れて行く時の苦痛の種であったそうだ。

 その2人の孫には素晴らしい才能があった。どちらも絵を描かせたら独創性と発想性が普通じゃなく、あちこちの絵画展で入選して注目を集めており、今日も友人夫婦が美術館に写真を撮影に行っていた。

 さて、上述のような話題が産経新聞朝刊の読者欄にあった。そこで記憶の範囲内で紹介を。

  投書されたのは62歳のお婆ちゃんだった。孫が4歳の誕生日を迎えた次の日にテーマパークに行くことになった。そこは4歳から入場料が必要。たった1日の 違いで高額な金額となる。そこでお母さんが「1日だけ3歳だと言える?」と誘導したのだが、「僕は4歳になった。だからいっぱいお金を払って!」と返し、 お婆ちゃんが思わず抱き締めたという出来事だった。

 朝からそんな記事を読みながら、明日にやって来る2人の孫達との再会が待ち遠しくて楽しみだ。

 昨号に書いた塾生ご一行さんが来社、通学に不可欠な自転車を購入することに。そこでちょっと離れたところでサイクルショップを開いている友人のところへ行こうと考えていたら「アドバイスですけど」とスタッフから。その提案を聞いて納得、すぐに行き先を変更することに。

 自転車の盗難が日常茶飯事の社会、そんな中で高価で「お気に入り」の自転車なんて勿体ないということ。学生生活の始まりに軽快な通学スタイルをという考えもあるが、まだまだ通学路さえも分かっていない状態。それならちょっとグレードを落とす考えとの老婆心かも。

  新大阪までの交通機関をアドバイス。天王寺から特急「はるか」か「くろしお」を新幹線「乗り継ぎ」で利用されたら特急料金が半額になって310円と申し上 げたが、見送ってから<しまった!>とミスに気付いた。なぜなら博多から乗り換える在来線の特急の距離の方が長いからで、迂闊だった発言に猛省を。

 銭湯に行く前に観たテレビ、映画の中の名言が印象に残った。「勇気とは、恐怖感に蓋をすること」という言葉。

 今日、ある司会者から手紙が来た。辛い葬儀ばかりで苦しんでおり、文章からひしひしと伝わってくる「やさしさから生じてしまう独特の心情」に飛んで行って支えてやりたい思いが。

 取り敢えずのアドバイスだが、葬儀の司会者は「ご遺族」や「参列者」と悲しみを共有して涙を流してもよいということ。「プロの司会者なら涙を流すな!」なんて教える指導者が大半だが、私の塾生ならそれが大きな誤りであることを学んだ筈。

派 遣司会者にあって<悲しまれる遺族のために何とかしてあげたい!>という葛藤や葬儀社に対する憤りは本物へと成長した証しと考えなさい。喪主さんや家族の 人達とのコミュニケーションを大切にし、思い出話を拝聴しながら共に悲しむだけでも「供養」という本義が秘められた行動になるだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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