2006-06-06

涙の色  NO 1527


 昨日の午後から絶食し、今日の朝から病院で検査というスタッフがいたが、夕方に事務所に座っていたのでびっくり。

何でも手作りしてくれる技術が素晴らしく期待しているが、健康チェックは何より大切。数日後に出るであろう検査結果が悪くないように心から祈念している。

 そんな中、東京をはじめ遠方からの来社が。昨夜に来阪し、ホテルで過ごしていた人達もあり、新大阪駅で待ち合わせたそうだ。

友引の日だったが午後の葬儀を担当、その間、皆さんには友人のレストランで過ごしていただいたが「おいしかった」と好評でホッとした。

 地域の会館で行事が重なっており日を延ばさなければならないお客様、町会長さんからの要望で弊社のホールを提供したが、ご出棺の後で「静かな葬儀だった」とのお言葉を頂戴した。

 この会長さんは高いインテリジェンスで知られる方、地域会館の場合にどうしても起きてしまうテント内でのオシャベリにいつも抵抗感を抱かれていたそうだが、それがなかった環境にご満足くださったようだ。

 ご当家担当責任者によると参列された方々の中に町会長さんが数名おられ、今回の会場提供を喜んでいただいたと報告があった。

 立ち寄った喫茶店で「村上ファンド」の逮捕事件が話題に。特に阪神ファンの言葉が強烈、ホリエモンとは比べ物にならない哀れみを感じてしまうほどだった。

  限度を超え、礼節を忘れてしまうと「コケル」末路が世の常。世の中が自分を中心に回っているような勘違いがその始まり。天動説、地動説のことを思い浮かべ て謙虚になることが大切と教訓にしたいものだが、この2人にブレーキを掛けてくれる人物はいなかったのだろうかと同情していた人もいた。

 その人を知りたければ友を見よという言葉があるが、類は類の格言のように悪の背景には「狢」の文字が寄り添ってくるもの。

人生にあって何よりの財産は良き人との出会い。今、過去を振り返って素晴らしい人達との出会いに手を合わせている。

  今日、来社してきた人達も全員がそんな人。嬉しいこと、悲しいことにすぐに涙を流す素晴らしい感性で共通している。仕事の裏話や苦労話をすれば「面白 い!」「勉強になる!」と感嘆の涙。そんな澄んだ涙の本質に「やさしさ」を感じ、彼女達が担当する葬儀の光景が自然に浮かんでくる。

 みんながそれぞれの地に帰って行ったが、途中まで見送ったその「後ろ姿」に輝きを感じた。どんどん成長する若い人達、日本の葬祭業のサービスレベル向上に期待を寄せている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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