2003-08-24

今日から「BGM」が流れます。   NO 525

 昨日は「友引」だったが、日中の暑さの中に行われた葬儀の司会を担当してきた。

 隠れ家に戻ると私宛のファクシミリ通信が到着しており、このHPの「BGM」について、テストバージョンの確認要望が書かれてあった。

 数組の予定があった来客の対応を終え、すぐに確認作業に入る。「慈曲」のページ4曲と星名国際登録のBGMが確認され、ゴーサインを送った。

 この「NO 525号」をご笑覧くださるお方は、「慈曲」のページを開いていただければ流れますのでクリックボタンをどうぞ。

 一方、「NO 523号」でお知らせしたもう1件の問題、「愚生の司会風景」の映像ですが、司式バージョンの一部の公開まで、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 さて、ここで「慈曲」4曲の作曲コンセプトの一部を抜粋し、下記申し上げます。

『うたかた』・・・殉職者の本葬儀。警察葬、消防葬などをご想像いただき、整列敬礼で迎える中を遺族に抱かれたご霊位が進まれる光景を思い浮かべてください。

『愛惜の花達』・・・与えられた会場空間を儀式空間として「神変」させる音楽。巫女さんと天使をイメージし、大切な儀式の始まりに若い女性スタッフ達が「奉儀」を行う世界。
バックに流れるハープの音色で動きのリズムとやしさを醸し出す編曲です。

『憧憬の彼方』・・・あなたの行かれるところは何処なのでしょうか? 思い出が形見となってしまいました。時にはセピア調に見え、時にはカラーで見えるノスタルジーの世界。

『逝かれし人へ』・・・愚生がマイクを持って送らせていただいた1万人以上の方々への心の証しです。

 これらは、日本トータライフ協会のメンバー達によって、悲しみの儀式の中で活用されていますが、「超一流」と呼ばれる司会者に好評で、言葉の演出を重視する彼らは、「不思議な旋律だ」という感想で共通しています。

  正直に言って、非常に使い難い曲達で、司会者の技量とハートで活かされる音楽だと分析しています。「不思議」というのは現実の式場空間で体験されたらご理 解いただけますが、参列者の中から「不思議な音楽で印象に残っている」というお言葉を頂戴することも少なくないのです。

どの場面でどのように使用するのか? イントロの要、不要は? エンディングまでの使い切りを考慮して*分**秒からコメントを入れるのか?

そんなプロデュースパワーがなければ使いこなせない難曲。しかし、参列者が次にお耳にされた時、過去の葬儀が鮮やかに甦ってくるという不思議な曲達です。

私が描いた作曲コンセプトはシンプルなものでしたが、旋律を「かたち」として創作してくださった音楽家の感性に敬意を表し、心から感謝をいたしております。

弊社のHPの音楽、皆様が何処かの葬儀でお耳にされることもあるかも知れませんが、その時、上述のことを思い出してくだされば幸甚でございます。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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