2015-09-12

想うこと  NO 4309

北海道ニドムクラシック関東から東北の水害の深刻な問題が続いている。救援本部となる市役所まで浸水した映像に驚いたが、一部の報道に太陽光発電の工事による人災という指摘が気になった。

いつも最悪の想定をしておかなければ住民を守る行政の仕事は成り立たない筈だが、「想定外」というのは自然には通用しないことを認識しなければならない環境になっているようである。

救助を担当している警察官、消防署員、自衛隊員、海保の職員の激務は想像を絶するようだが、組織を動かす立場にある人達が知識と知恵を活用して職務が遂行出来るように取り組んで欲しいと願っている。

未明に都心を襲った大きな地震にも驚いた。大雨の後に大きな地震が発生したことはこれまでもあるが、今回は特に気になり、そう思って心配している人達がかなり多いだろうと想像する。

昨日の号で触れた「海抜」のことだが、西淀川区の「マイナス表示」の写真を掲載したことで驚かれた人が多く、自分の生活している地点の海抜を知っておこうという行動を進めている人も出て来たが、それらはネットのグーグルの地図検索で可能となっているのでご確認を。

さて、「幸せ列車」のコラム「女将シリーズ」の下に管理人さんのご厚意で「10年前の同日の独り言」を紹介くださっているが、10年前の内容はシニアプロゴルファーの高橋勝成氏とご一緒した写真が掲載された日で、過去に高橋氏が息子さんを亡くされたご悲嘆に対する神戸「公詢社」社長の国際星名登録証のプレゼントで、ご仏縁から舞台上で氏へのプレゼンターの役をさせて貰ったものだった。

同じテーブルで一緒に食事をしながら息子さんの思い出話も拝聴したが、プレゼントに驚嘆され、その意味と意儀の解説を担当したことを憶えている。

氏のゴルフは知る人ぞ知るファンの多いプロだった。北海道で行われたマッチプレーでジャンボと凄い戦いをされて勝利に輝いた出来事を覚えているが、そのゴルフ場をラウンドしたことがあったので懐かしく思い出した。

ゴルフの情報誌を見ていると、来年のマッチプレーの会場が北海道クラシックとなっていた。過去にラウンドしたコースの中でベスト5に入っているところで、もう一度行きたいと思っていたが、こんな身体になって叶わなくなってしまったので寂しい限りである。

過日に葬儀を担当させていただき、お別れの言葉を捧げることにした故人は、80歳からゴルフを始められ、晩年はゴルフが何よりの楽しみと過ごされていた。子供さんや孫さんがゴルフの用具をプレゼントされたのは随分前のことだったが、当時はゴルフに対する抵抗感を強く抱いておられ、ご本人の前でゴルフの話題はご法度だった。

「狭い日本で山を削って広い用地で少ない人達が闊歩するのはおかしい」「重い荷物を女性に持たせるとはどういうことだ」なんていつも怒っておられたが、奥様に先立たれてから心境の変化があってゴルフをされるようになった歴史があった。

ご自宅の屋上にネットを張って練習出来るようにされたり、電気の街である日本橋へ行かれてボールが自動でティーアップ出来るようなシステムを設置されたこともあるし、練習場へ行かれるためにスクーターまで購入されたのだから周囲の人達が驚きながら歓迎していた。

そんなご本人のお店に立ち寄った際、杖を手にする私の姿に驚かれ、「何だ、その姿は、あんたとラウンドすることを楽しみにしていたのに」と残念がられたことが忘れられない。

そんな故人がご生前にプレゼントくださった絵画が弊社の式場「西館」に掲げてあるが、そこで行われたお通夜と葬儀、西館を選択されたのはご本人だったそうだが、隆盛を迎えられている店舗の発祥の地が近いという事情があったそうである。

今日の写真は文中にあった高橋プロが、ジャンボとマッチプレーの決勝で対戦された北海道ニドムクラシックのコースを。
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