2007-09-27

世相の変化?  NO 1987


 最近、事前相談に来社される方が多く、時折に自宅にやって来られるケースもあって大変である。

 少子高齢社会の到来が顕著ということだろうが、核家族構成に伴う現実が厳しく、ご高齢のご本人の住民登録が老人ホームや入院先の病院だったりして、喪主を務められる方が他府県というところから自宅を処分されているケースも増えてきている。

 そんな場合には弊社の式場に直行ということになるが、不思議と重なる場合が多くなりスタッフ達が時間調整で苦労を強いられているようだ。

「父と母と同じ病院に入院し、隣同士の部屋なのです」というご相談をあったが、お二人とも90歳を過ぎておられ、「晩節をこんな仲良く迎えられるなんて」と、他府県から来られたご家族の方が感慨深く語っておられた。

 自宅に戻っていると本社から電話が。シーン西館にお寺様がお待ちとのこと。すぐに飛び出して行ったらお檀家さん私の知っているお檀家さんの事前相談。「その時はよろしくね」とお帰りになられた。

 事前相談を担当したお客様は、来社されるまでには複雑な緊張感や恐怖感を抱かれるそうだが、相談後はそれらが一気に払拭され、見違えるようなご表情でお帰りになって行かれる。

  しかし、何十件もの事前相談が入っていると、Xデーを迎えられた際の電話対応には簡単ではない問題がある。先方様にすれば、すでに「相談が終わって、後は 任せるだけ」とのお考えが生まれており、「どちらの**様ですか?」というような電話確認は「どうなっているの?」との怒りを生じさせる危険性があり、出 来るだけ早く資料データーを探し出し、打ち合わせ時に伺った内容について申し上げると「そうよ、分かってくれたわね」と落ち着かれる。

  ややこしい問題が絡んでくるのは、故人の姓と喪主さんの姓が異なっているケースだ。奥様の親のご不幸で旦那さんが喪主を務められる場合などに生じるわけだ が、「**ですが」がデーターの中で中々発見できず、喪主さん予定者のご芳名を確認してやっと発見ということになってしまう。

 だから、そんな情報が瞬時に把握できるシステム管理が重要で、事務所担当スタッフ達が対応策を考えているようだ。

 さて、多くの郵便物が届いた。墨書きの達筆なものもあって震えがくるが、私の体調のことをご心配くださる有り難い内容に感謝、それぞれの地の方々に向かって「有り難う」と心から手を合わせた。

 そんな中に東京銀座で個展を開かれるというご案内状も頂戴した。過去に弊社のフェアで素晴らしい作品をご展示願い、ご来場の方々から絶賛のお言葉を頂戴した日本画家で、私や社員達の中で特に印象に残ったのが、かわいいお地蔵さんの作品だった。

 ギャラリーは東京都中央区銀座 資生堂共同ビル2F「ロイヤルサロンギンザ」で、タイトルは「山川賀壽雄 日本画展」となっており、10月9日(火)から14日(日)まで、11:00~19:00までの開場となっている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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