2007-08-22

手を合わすことばかり  NO 1952


 弊社HP内「リンク」ページから接続の「出たとこ勝@負ログ」さんだが、今日のブログで「卒論代行ビジネス」について触れられ、グーグルやヤフーが広告掲載できないような対策を講じていることを知り、ネット社会の落とし穴にもガードが重要なことを改めて学んだ思い。

 それで同時に思い浮かんだのが「お墓」の「掃除ビジネス」から始まった「お参り代行」という世界。

 依頼されたお墓に行き、現状の写真撮影を済ませてから掃除を行い、何かのCMではないが「使用前、使用後」の写真で料金をいただくシステムみたいで、まあ、そこまでは許容範囲と考えても「お参り代行」となれば「!?」ではないか。

お墓を守る立場が自分しかおらず、入院でもしてしまったら仕方がないが、中に「面倒だから」なんて行動があればとんでもないこと。それこそ「罰当たり」ということになるだろう。

 さて、朝一番に自宅前の医院に行った。待合室で座っていると携帯電話がブルブル。着信番号は会社から。すぐに隅に行って小さな声でやりとり。組合を通じて同業者の訃報がファクシミリで入ったとのこと。

 亡くなったのは後継者である息子さんで、まだ40代という年齢が悲し過ぎる。オヤジさんとは深い交流があり、スタッフに乗せてもらって取り敢えず式場と聞いたお寺へ行った。

 多くのスタッフがお通夜の設営準備をしている。花屋さん達にも顔馴染みの人がおり互いに目礼を交わす。そして柩の前に置かれた枕机で手を合わせた。

 しかし、オヤジさんが見当たらず、確認したら店におられるとのこと。そこで車で少し離れた店舗に行った。

 私が30代の頃、大阪の葬儀社5社で「五人会」という懇親会を作った。それぞれが大阪を代表する名物?社長で、年に数回の会食や旅行に出掛ける仲間だった。

 皆さんが私より一回り以上年上、上述のオヤジさんも17年も先輩だが、すでに2人が亡くなっており、どちらも遺言ということから私が葬儀の司会を担当した歴史がある。

  オヤジさんや息子さんとは火葬場で顔を合わすこともあったが、私があまり行かないようになったので久し振りの再会。玄関の扉を開けて中へ入る。奥から「何 や、栄ちゃんやないか!」と出て来られたが、ご表情は憔悴そのもの。「死とは悲しいものやなあ」との一言が衝撃的に重たく感じた。

 葬儀が終わってから慰めの時間をと考えているが、人生に於ける「子供の死」とは最大の衝撃、共に悲しむことしか出来ない辛くて厳しいものである。

 午後、予定されていた遠方に在する名門ホテルへ行った。第一部の式と第二部の食事という設定だが、第一部で国歌「君が代」を流す音響がおかしな感じ、ホテルのミキサーのミスだったが強烈にエコーが利かされていたのである。

 西に夕日を見る頃からガーデンテラスで食事となったが、私のテーブルは女性ばかり。ちょっとワインを飲み過ぎてしまったようで「ポワ~ン」とするような感じだった。

 かわいいバスガイドさんとも話しをした。彼女がマイクで喋る言葉に「おかしいよ」とアドバイス。キョトンとして伝わらなかったようでやさしく解説をした。

「こ れから国道**号線を走行したいと思います」なんてテレビのアナウンスと同じで間違っているという指摘。「あなたが思ってどうするの。決まっていることで しょう」と説明し、「ここで**さんに歌っていただきたいと思います」「次のクイズに参りたいと思います」という二流司会者の例を挙げると気付かれ、「本 当です。間違っていました。納得です」と感謝をされた。

 ホテルに入る前、立ち寄った場所でのひとときが素晴らしかった。後日に紹介した いと考えているが、優雅で至福の音楽の空間に出会えたのである。「先人は凄い!」の一言、間違いなくコンピューター以上に苦難の挑戦があったと想像する。 それが何かは後日のお楽しみとさせていただく。

冒頭の「出たとこ勝@負ログ」さんのブログは、リンクのページからどうぞ。
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