2008-03-23

よく頑張った!  NO 2159


 寝とぼけていたようで、昨夜の号で「返還式」を「変換式」とした文字の「変換?」間違いで恥ずかしい思い。ここにお詫びして訂正を。

  さて、午後の葬儀の場合、ずっと昔から、昼食を抜いて司会台に立つ習慣を続けている。頭の回転が鈍るという定説だけではなく、人生最期の重要な儀式が始ま ることを自身にしっかりと感じさせる行動のひとつであり、人前で全く「あがらない」タイプの私には<本番だぞ!>と、自らを緊張させる目的も秘めている

 そんなところから、担当を終えると空腹感に襲われると考えられそうだが、疲労感と虚脱感で食欲が消えうせている時間が2時間ぐらい生まれてしまう。

 今回も式場で着替えを済ませてから出発、九州自動車道に入ってから初めてのサービスエリアのレストランで昼食を兼ねた夕食となったが、空腹感が消えると、一気に疲労感と眠気が襲ってくるのが常である。

 担当されていた葬儀社には2人の息子さんと1人の娘さんがおり、それぞれが優しい性格で、社長夫婦に羨ましい思いを抱く素晴らしいファミリー葬儀社である。

 彼らは、間違いなく成長していた。若い専務にミキサーを頼み、敢えて照明に関しては「あなたが会場側の人達と行いなさい」と託したら、「はい、やります!」と元気な返事があり、一部の変更修正を除いて問題なく進められていた。

 多くのメッセージや喪主を務められる奥様の思いが綴られた文書の存在があったが、どうしても女性に担当させたいという思いでキャスティングに迷っていた事情があった。

 前日のリハーサルの前に、娘さんに「やってみなさい」と命じたら、喪主様の分は何とかOKが出せるが、「かぎカッコ」ばかりのメッセージを読ませると、詰まったところで数文字前に戻って言い直す問題があり、別のナレーターをと考えていた裏話もあった。

 その日の夜、何か吹っ切れた「悟り」みたいなことが起きたのか、彼女の表情に変化が生じ「私にやらせてください!」と熱い思いをぶつけてきた。

<何が、そうさせたのか?>と思いながら確認してみると、奥様とは何度かお話ししたこともあり、「奥様のために!」との強い思いが覚悟と決断に至ったようだった。

「よし、やりなさい」と快諾をした裏側には、うまく喋る技術よりも、一生懸命に担当している思いが姿に表れることこそ大切であり、そこに期待してキャスティングを決定した。

  さて、本番。彼女はミスなしで、昨日とは別人のように見事に遣り遂げ、式場内に優しく爽やかであたたかい雰囲気を醸し出すことに成功。そして、そこに「一 生懸命だ!」という姿が大きな存在感を訴える重要な式次第のキャストになり、「純化・順化・醇化」の、どの文字を当て嵌めてもよい結果だったと言えるだろ う。

 専務の発信するブログ「もっこすかわら版」や、体感研鑽から手伝ってくれた女性の発信するブログ「MAMADIARY」などに本葬 儀のことが触れられていたが、言い忘れてならないのは、遺骨の安置式と返還式を担当した弟君の安心感あふれる見事な行動仕種。それも高い合格点の評価を与 えたいところである。

 足腰が痛い。アクセル病みたいな脹脛の症状が何とも言えないところ。過去に真向かいのお医者さんで貰った湿布薬を貼っている。

  今日の結びは、私のプライベートな喜びのこと。3月22日の夕方、3人目となる孫が誕生、男の子だった。母子共に問題ないということで安堵。予定日を2日 オーバーしての誕生だが、一月の初旬に切迫早産の兆候から救急車で入院という出来事もあり、当時だったら1500グラムという未熟児で<大変だ!>と心配 していたが、何とか胎内で成長してくれ、3010グラムだったというので娘に「よくやった!」と労いと「おめでとう!」の言葉を送り、神仏に「有り難うご ざいました」と手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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