2024-01-29

先崎のこと  NO 10092

20代の頃に月刊誌「プレジデント」で紹介されていた「金子みすゞさん」の詩に感銘を受け、瞬時に大ファンとなってしまった歴史がある。

九州からの帰路、関門大橋を渡っている時に彼女のことを思い出し中国道から降りて妻を伴って秋吉台と秋芳洞に立ち寄り、金子みすゞ記念館のある「先崎」へ回ったことがあった。

書店風の記念館だったが、彼女の感性が感じられる多くの作品が紹介されていて心から訪れてよかったと感涙した。

彼女は若くして亡くなってしまったので「薄幸の詩人」としても知られるが、生きておられたらどんな作品を残されただろうかと残念でならず、そんな思いを抱く作曲家「滝廉太郎さん」に対して思う同じ感情が生まれた。

先崎には忘れられない思い出がある。地元の葬儀でご親戚が先崎から大型バスで参列されたことがあり、一夜干しのメーカーをされていて信じられない量の一夜干しが届けられ、お通夜の弔問者や葬儀の参列者に御供養としてプレゼントするように言われ、お寺ds団のご了解を得て対応することになったが、その量が半端じゃなく、地域会館のご近所の方々にもプレゼントしたら「最高に美味しかった」と喜ばれた。

それから数年後のこと。いつも参加しているお寺様の団参で先崎へ行き、日本で⒣初めての寺子屋として知られる「園城寺」の本堂で先祖代々の供養をしていただき、その後に金子みすゞさんの詩にゆかり深い「向岸寺」に参拝し、クジラの戒名などを見せていただき、彼女の創作された背景を実感することが出来た。

子の団参で宿泊したのは「湯本温泉だった」が、帰阪してからすぐに旅番組で紹介されていたのでびっくりしたこともあった。

この時の日本海側に楊貴妃の墓があることを知ったし、夏ミカンが流れついて産地として発展した歴史も学んだ。

山口駅で内側線路を「のぞみ」が300キロで通過する光景を見られた参加者の一人が、「私、あんなスピードの列車には乗りたくない」と言われ、みんなで納得させるのに苦労した思い出もある。

山口駅のロータリーに銅像がありそれが「種田山頭火」のもので、碑を読んで勉強したことを思い出す。
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