2022-02-01

懐かしかった  ǸО 8812

金子みすゞ記念館100分で名著という番組で4週連続「金子みすゞさん」を特集していた。パーソナリティーの「伊集院光氏」も衝撃を受けておられたが、彼女の作品は夭逝してしまったことが残念でならない。

東日本大震災が発生してからテレビのCMが流れなくなったが、公共的に流れていたのが彼女の作品で「こだまでしょうか?」というものだった。

私が20代の頃に不思議なご仏縁からあるご住職と知り合った。「あなたに何かプレゼントを」と考えてくださったのが月刊誌「プレジデント」の1年間購読で、それは「大宝輪」と共に私の長年の愛読書となった。

そのプレジデントに「金子みすゞ特集」があり、すっかり嵌ってしまった私は彼女の故郷である先崎を訪れたいと思っていた。

その後に法要で妻の実家に行った際、車で帰阪する途中に山口ジャンクションで降り、秋吉台や秋芳洞に立ち寄り、先崎まで行ってみて「金子みすゞ記念館」を訪れた。

その時に宿泊したのは湯田温泉の「松田屋」で幕末の志士達が立ち寄ったと言われる「維新の湯」にも入って来た。

それから数年後、先崎ご出身の方の葬儀を担当することになり、親戚の方々が観光バスでお通夜に来られることを知ってびっくりしたが、ある親戚の方が干物の卸をされており、参列の皆さんへと一夜干しをいっぱいご持参された。

宗教的には問題なかったのでお寺さんとも相談し、お通夜と葬儀の返礼品にプラスして持ち帰っていただいたが、それでも余ったほどいっぱいあったので、式場の近所の方々にもプレゼントして喜ばれた。

数年前、深いご仏縁のあるお寺の檀家総代さん達と団参で仙崎に行き、寺子屋の元祖として知られる「西園寺」や「クジラの戒名のある向岸寺に参拝したが、帰路に「金子みすゞ記念館」へ寄って懐かしい感慨を覚えた。

どちらのお寺でもご住職のお話を聞くことが出来、法要会と「金子みすゞ」の関係を知って感動したが、記念館の中に燕が巣を作っていた一枚を撮影したことを憶えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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