2013-03-01

もう3月  NO 3207


 周囲に風邪の症状を訴える人が多く、また花粉症に悩まされている気の毒な姿を目にすることも多く、この上に中国の大気汚染や黄砂がやって来ると考えるだけで調子が悪くなる。

 大気汚染の数値が高い時は屋外に出ないようにと学者が分析するニュースもあったが、目に見えない粒子をいつの間にか吸い込んでしまって体調を害するとは恐ろしい問題。温泉好きの友人が「露天風呂が楽しめなくなる」とぼやいていた。

 今日の大阪は雨模様だったが、最近不思議と雨の日は遠方の葬儀があるので心配が多い。

  事故を起こさない安全運転は当たり前だが、雨や風は人の心を騒がしくさせ、ミスの発生率を高くするので困りもの。多くの司会者の指導をしてきた中に「間 違ってはいけないことは書いて読め」というのがあったが、誤って書いてしまったらどうしようもない。故に書く時は常に「?」を抱きながら臨みたい。

 朝の喫茶店のモーニングタイム、高齢の常連客がパチンコ談義をやっている。そんな中にびっくりすることが聞こえて来た。最近の機種にはスマホのような画面タッチ式のものがあるそうで、それで大当たりになったり外れたりするというのだから時代の変化が著しい。

 ふと考えたことだが、不特定多数の人達がガラス面に触れるとしたら衛生面での問題が心配となる。その会話の中に石原前都知事が聞かれたら喜ばれたのではというような話題も出ていた。

 前都知事は電力不足の問題が表面化した際、パチンコに対して強い抵抗感を提起されていた。前述の高齢者の中にタバコの煙を嫌い、禁煙を売り物にしているミナミのパチンコ店に行かれるという人物がいたのだが、その方のボヤキが面白かった。

「タッチ式の探知が出来るなら煙の探知も可能だろう。煙を感知したら当たる確率が低下する機械が登場したら誰も吸わなくなるだろうな」

 そんなことが実現すれば客数が激減して閉店するところが増え、前都知事が喜ぶというシナリオだが、人は素朴な発想の中に「!」を抱くことが多いものだ。

 喫茶店では様々な人物に出会う。無言で新聞を読んでいる人もいるし、「温泉博士」と称される人もいる。今日、隣席に座った人は鉄道マニアとして知られ、「撮り鉄」「乗り鉄」の両方が趣味でいつも興味深い話題を提供してくれる。

 懐かしい話が出て来た。天王寺駅で昔に目にした急行「かすが」のことで、それは私の
中 学生時代にあった関西本線経由で名古屋へ行くディーゼルカーだった。教えられて初めて知ったことだが、東海道線経由より関西線経由の方が名古屋までは15 キロ短く、その分運賃が安いので結構利用されていたそうで、昭和36年当時、東海道線の特急で「830円」、急行で「730円」、準急で「630円」だっ たが、急行「かすが」を利用すると「590円」だった。

 当時に競合していたのが近鉄線だが名阪直結の特急がなく、中川駅で乗り換えを余儀なくされており、特急利用で「700円」だったので、「かすが」の存在が際立ち、2時間56分が所要時間だった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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