2002-07-01
研修会を前に NO 122
日本トータライフ協会の発信する「コラム 有為転変」のアクセスが、驚く数字を頂戴している。
発信を始めたのは、今年の1月22日。それが、今、グーグルで検索すると「必見 コラム」で、6万数千件のトップに躍り出ているとの報告があった。
一方、協会メンバー専用の掲示板では、数日前から熱い論議が交わされている。
今月上旬に開かれる北海道研修会を前に、これまでの葬祭業界では絶対に発想しなかったような問題が提起され、全国のメンバー達がそれぞれの考え方を表記している。
パスワードでガードされているところから、メンバー以外の皆様がご笑覧をいただくことは出来ませんが、一般的な掲示板の世界とは全く異なる世界で、1人の 「書き込み」が30行を超えることも珍しくなく、内容も宗教、哲学、サービス、心理学の分野にも及ぶグローバルなネット会議となっています。
今日のテーマは、「葬儀に祭壇は必要か?」というテーマで、数時間内でびっくりするような行数が表記され、「こんな考え方が出来るのか」というような斬新な発想に感心することが多く、時間を見つけてページを開くことが楽しみなのです。
今月、私が講師を担当する講演の中に、ある宗派のお寺様の団体があります。求められた演題は「現代お葬式事情」で、ご住職の皆さんが、檀家さんの葬儀の変 化をお感じになられてのご企画で、我々葬祭業者への問題提起という質疑応答の時間も設けられており、吊るし上げられるかも知れません。
上述の掲示板ですが、1人の書き込みだけで、そのまま「コラム 有為転変」の2日分掲載が可能となり、発信を担当するメンバーには大変だろうが、連載が途切れることはないと確信しています。
心配しているのは、この「独り言」。
本業があり、出張がある。ノートパソコン持参の旅となるが、最近、どうも初老の齢を感じ始めているからで、こんな弱音の吐露となっている。
さて、4月末の高知研修会の時にも書いたが、北海道研修会に際して、また大嫌いな飛行機に搭乗しなければならない。なぜ嫌いかという理由は二つある。一つはあんなものが空を飛ぶという不思議への疑問と、前後左右の狭いシートの恐怖感という現実である。
過去に、上野、札幌間で寝台特急「北斗星」を利用したことがあるが、17時間の一人旅、この退屈と時間の消費には後悔をした。
そこで、北海道と沖縄、これは飛行機でと納得をしているが、私が機上中の恐怖感の解消方法として不相応な作戦を講じ、過日に書いたブラジル珍道中もそうだが、外国へはファーストクラス、国内線はスーパーシートと、とんでもない贅沢を決行している。
めったに利用することがないところからという、勝手な理由付けだが、広いシートで機内サービスを受けていると、「この飛行機は安全」というような余裕が生まれるから不思議なものである。
我々葬祭業は究極のサービス業。不似合いな贅沢で学んだホスピタリティサービスは、弊社のクオリティの一つとして確実に生かされている。
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