2012-02-25

大阪の将来?  NO 2852


 昨号で書いたセンチュリーだが、2台目のタイプには想像もしていなかった装備が着装されていた。後席のシートにマッサージ機能と数分で温まるシートヒーターであった。

 運転する側からすると、運転席に装備しておいて欲しいものだが、マッサージ機能は駄目だったがシートヒーターがオプションとなっていたのでセッティングして貰った。

 寒い時には重宝の機能。腰痛という持病があったことから、それは何よりの機能で、腰の部分を硬くするランバーサポート・システムに併せて、随分と助かったものであった。

  後席のバックに冷蔵庫機能があり、ここにはリポビタンDと冷たいオシボリを入れておき、暑い時期の火葬場を出発する際にお寺様や喪主さんに提供したら喜ば れたのだが、何度かご乗車体験のあるお寺様が、私が運転席に着く前に冷蔵庫から出して喪主さんに渡してくださるようになっていたのも懐かしい思い出だ。

 さて、企業年金に関して「AIJ」のニュースには衝撃を受けた。2000億円もの大金が消えてしまうとは信じられない話だが、信じて託された企業組織の被害があまりにも気の毒である。

 我が葬祭業界にも平成4年に厚生年金基金が登場し、社員に対する経営者の思いとして加盟したが、全額を会社負担なので大変だった。

  年に何度か運用について報告する資料が送付されて来ていたが、金利や株価のダウンによる影響は避けられず、15年ほど経過したところで解散となり、掛けた 金額の65パーセントが返金され、残額は年金機構から小額だが受給することになったので有り難い話だが、上述のようなところへ運用を委託していたらと考え ると背筋がゾッとするものだ。

 年金問題が喧しい昨今だが、橋下市長率いる「維新の会」が「掛け捨て」という発想を提案したことにも驚いたし、もっと説明してからオープン化するべきではと思った人が少なくないと考える。

  彼の発言の中に、憲法9条に関して国民投票という提起もあったが、前にも書いたが、改正には96条に明記されている条文をクリアしなければならず、それが どれほど難しいかと言うよりも、それ以前に96条による「国民投票」か「国会の定める選挙」となり、9条だけについて国民投票するとは考えられない発想で ある。

 とすれば、彼の本意は「国会の定める選挙」にあり、国政を左右させるために多くの国会議員を当選させようという思いがあり、それ らのシナリオのために「政治塾」の立ち上げに至ったのだろうが、一部の評論家のブログには「東国原氏」や「島田紳助氏」などを講師という情報もあり、この 世界にもうお笑いは不要と伝えたいものである。

 昨年に行われたボクシングの亀田選手の試合前、知事と市長が「misono」さんと一緒に国歌を歌った光景も酷かったが、大阪の顔となるならもう少し重みのある行動をして欲しいもの。

  今、あちこちで叩かれているワタミの「渡邉氏」だが、市長が「渡邉氏」を教育に関する顧問として招聘していた事実にもびっくり。また「維新の会」に所属す る議員の品性についての指摘を受け、市長自身が謝罪をされていたが、我が大阪は、今、暗雲の嵐が吹き荒れそうな雰囲気に包まれている。

結びに「幸せ列車」のことに触れておこう。昨日金曜日はメールマガジンの送信日で、第4号はホームレスさんの葬儀での出来事だった。

そんな「幸せ列車」のコラム、「かめかむか」さんの内容にいつも感心している。どこから取材をして来られるのだろうかと興味を抱くが、毎日のように更新されているパワーにもびっくりだ。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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