毎年この時期に４人で行われる忘年会に出席した。会場は友人の割烹の部屋なので特別な料理とデザートまで神経を遣ってくれる。

互いが齢を重ねて入院したり薬を服用しているが、もう少し「この世」に執着して存在しようという結論に至り、終を迎える病室の天井を見ながら「心残り」に多い旅行が話題になり、春に旅行を計画することになった。

皆が揃って冒頭に出て来た話題で驚いたのが過日にＪＲ大阪環状線新今宮駅で発生した線路へ落とされた女性のこと。そのすぐ近くで目撃していたそうで、電車が停止してホームへ助け上げられた時に被害者から最初に言葉を掛けられたそうで、想像もしていなかったことが目の前で起きて足が震えていたと語っていた。

「加害者が階段を上がって逃亡するのも目撃したけど、その姿から普通じゃない漢字を抱いた」と体験談を聞かせてくれたが、私が駅のホームでは壁側に立っていると言うと「私もそうしている」と別の人物が言った。

大阪環状線の天王寺駅から大阪駅までの外回りと内回りでは、「特急　くろしお」「特急　はるか」が運転されており、一般的な駅に停車せずに高速で通過するので飛び込み自殺をした人物が飛ばされて巻き込まれる危険性もあるという話もあったし、いつも先頭車両に乗車するようにしていたら速度が落ちているので危険性が低いという意見に、何かのヒューマンエラーで衝突したり脱線事故が発生したら先頭車両は危険と反対論もあった。

何時何処で災難に出会うかもしれない。そんなことを考えていたら何も行動不可能となるが、交差点の横断歩道で青信号を待っている時、信号の柱の後に待機するとか後方に下がって待っているのも知恵であるかもしれない。

過日に福岡県で発生したタクシーの暴走で病院へ突っ込んだ事故があったが、前にも書いたように車内の足元の設置されているマットがアクセルを押さえてしまうこともあり、気を付けたいことである。

４０年ほど前に西名阪高速道路の香芝サービスエリア付近で下りでブレーキ操作をしてもエンジン音が高く吹いている状態なので危険を感じて香芝インターチェンジで降りたが、料金所に停車するのにどんなに強い力でブレーキを踏んだか鮮明に覚えている。

支払いを済ませてすぐに左端に寄せてエンジンを切ってメカニズムを考えて気付いたのが足元のマットで、純正のマットの上にガソリンスタンドで特価販売していたマットを敷き二重になっていたことが引き金となり、マットがアクセルをいっぱい踏んでいる状態になっていたことが判明した。

それから純正以外のマットを用いることは一切しなくなったが、もしも女性が運転していたら大変なことになっていただろうと想像する。

今日の写真は西名阪高速道路の香芝サービスエリアの下にある分川池だが、ここはヘラブナ釣りに凝っていた頃のホームコースみたいなもので、氷が張り、雪が降っている中で一人で氷を割って釣ったことも懐かしく、昼食の時間になるとサービスエリアにつながる階段を上がってレストランを利用していたこともあった。