2005-07-01

快調ですよ  NO 1197


 4人の子供達からプレゼントされた友人夫婦の北海道旅行、半年前から予約してやっと確保できたトワイライト・エクスプレスのスイート、すべての行程を終えて札幌駅に着いたら「運休」だったそう。

 過日の新潟県の局地的豪雨の影響で残念がっていたが、被災地のことを思うと観光列車では気が引けると感想談、それはいかにも彼らしい発言だった。

 私が予定していた北海道への出張、その中の1日を彼らとの合流で考えていたが、入院したという一報で<重病!>と勝手な思い込みをしてくれたそう。

 出張のドタキャン、それは多くの方々に迷惑を掛けてしまった。お詫び行脚に出掛けなければならないと思っているが、今しばらくは体調を整えることに徹したく何卒ご海容くださいますよう。

 入院した日から2日間、声を出すことが出来ずに筆談みたいな状況。飲食と発声が出来ないとは体験したことのない恐怖感。13階の病室から見える大阪城を眺めながら、これまでの人生を振り返っていたが、過去、現在、未来を考えた意味のある一週間だった。

 スタッフから懇願された「独り言の休載」で葛藤に苛まれることになったが、それはそれで大切なこと。ギアをニュートラルに戻す機会ともなった。

 一週間分の郵便物が気になり出社、併せて会社宛のメールをチェック。要返信をスタッフに依頼して戻ってきた。

道すがら「入院していたらしいね」「退院したの」というお声を掛けてくださる方が多かったが、<誰に聞いたの?>と驚く人も少なくなかった。

 世間とは狭いもの。病院内で近所の方と遇ったこともあったし、エレベーターの中で入院している知人とも遇っていた。

「休養が出来てよかったなあ」が友人達に共通する言葉だが、私自身もそう思っている。この間にご依頼を頂戴したお客様には申し訳なかったが、今後のお客様にお返しをと考えている。

 今月から来月にかけては講演の予定が多く、声が出なかったら大変だった。

ビデオのナレーション吹き込みも溜まっているが、今回の入院治療で呼吸が随分と楽になり10年前頃の声質が出そうな感じで楽しみも。

 居なかった一週間、会社の責務を全うしてくれたスタッフにも感謝しているが、きっと彼らも貴重な体験となっただろうと期待もしたい。

 塾生達の広報版のようになっている「MAMADIARY」さんの掲示板、そこで退院に関しての書き込みを頂戴しているが、誰にも知らせなかったことを謝罪するスタッフの一文もあった。

 そんなところから「MAMADIARY」さんを<HOME>接続申し上げる。ご心配掛けました。
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