2021-12-31

大晦日  ǸО 8781

薬師寺 東塔今日は大晦日。今年一年に接していただいた皆様に手を合わせ、迎える信念が素晴らしい年であることを祈念申し上げます。

また、再会することがあったら、ご仏縁に感謝できることを願っております。

大晦日で忘れられないことがある。もう40年ほど前のことだが、紅白歌合戦が始まっていた頃に事務所に友人がやって来て、用意してあったお節料理を出して一杯飲んでいた。

紅白歌合戦が終わって「行く年来る年」が始まった時に電話が鳴り対応したら葬儀の依頼で、
「あなたの友人である**産の隣です」と言われてびっくり。本人が今実在していたからだった。

電話を切ってから「お隣の**さんのお婆ちゃんが亡くなられた」と告げたら、友人がびっくりし、「正月の予定は全て駄目になった」と嘆いていた。

葬儀は自宅で執り行われ、2日のお通夜で3日の葬儀となったが、彼が受付に座って尽力していた姿を思い出す。

そんな彼、数年前に亡くなってしまった。亡くなる数カ月前に第二警察病院で支払いを待っている時に彼から突然声を掛けられてびっくりしたが、胃の全摘をやった」と言って顔色も芳しくなく、横に付き添っていた彼の奥さんの表情も暗かった。

彼のお母さんは存命で、現在施設に入居されているが、月に一回は電話があり、懐かしい昔話をしている。

彼のお父さんが亡くなられたのは彼が大学生だった頃。寝台自動車での搬送依頼があって大阪赤十字病院へ行ったら、玄関横の守衛室の前に彼がれが立っていたのでびっくりしたが、そこで「彼のお父さんがなくなられたことを知った。

当時の赤十字病院は暗くて古い建築物で、廊下を歩くとミシミシと音が鳴っていた。

そんな赤十字病院へ5回も入院することになったのだから驚きだが、最後は膵炎の3回目の入院だった。

多くの友人達が亡くなってしまった。小学校時代や中学校時代の同級生も約半数が亡くなってしまったので寂しいが、何度も病気で入院することになったが、間違いなく「生かされている」と感じる昨今だ。

もうちょっとだけこの世に在住し、その集大成を纏めた刊行物を残して旅立とうと思っている。

新年を迎えたら日帰りの温泉地に行く行動を始めたいのでネットで情報を集めているが、過日に利用した「特急スーパーはくと」や「特急はまかぜ」が大雪で運休しているニュースもあり、行き先を考えることも必要になっている。

過日のニュース映像で、「薬師寺」の大掃除が流れていたが、数年前に来阪して「熊野古道」へ連れて行った孫二人を、法隆寺と薬師寺に連れて行ったことも懐かしい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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