2004-11-25
新「隠れ家」 NO 986
今日は、お客様が多かった。自宅前にある銭湯の姉妹さんも来社くださった。
ちょっと恥ずかしい話題で恐縮だが、彼女達は番台に座っている方。私の醜い容姿をよ~くご存じで?スーツにネクタイ姿の私だが、ふと、そんなことを思ってしまう変なオヤジなのである。
中学生時代からお世話になっているお風呂屋さん。姉妹さんは私と同年代。子供や孫を連れて行ったことがいっぱいある銭湯で、設備も素晴らしくて人気がある。
地域を代表される連合会長さんもご来社。そこで嬉しいお話も。過日に担当した葬儀、終了時に故人の人生に対するカーテンコールで拍手があったが、その時に 参列されておられたお方。「あれは、素晴らしい葬儀だ。ご当家も親戚の方々も感動と驚嘆されていたよ」とエールを頂戴したから。
この会長さん、重職を歴任されるお立場で、あちこちの葬儀に参列される中、弊社の形式にご賛同くださっており、今回は、私が直感的に摩り替えた、たった2文字の言葉にすべての意義が生まれたと鋭いご指摘。そこに改めてこの方のインテリジェンスを感じた出来事だった。
一方で嬉しい電話もあった。社会福祉のボランティア団体の役員さん、障害者の皆さんの作品展示会場として弊社のギャラリーをとのお問い合わせ。後日に来社されるそうだが、全面的に協力しなさいとスタッフに伝えておいた。
民謡、ラテン、映画音楽など、コンサートのご参加申し込みに来社くださる方が多い。これらは当日のご到着順となっているのに、「お願いね」と来られたら<裏口入学も仕方がないか?>と思ってしまう。
ご案内の定員は80名様で、ゆったりとしたひとときをお過ごしいただこうと考えていたが、何だか100名様以上?いや、ひょっとして200名様ぐらいの セッティングで臨まなければならないみたい。来月に入ると舞台設営のレイアウトを進めるが、そんな経験のある女性スタッフも入社しており期待しよう。
来場者を歓迎するウェルカム演奏も社員に担当させるが、ぼちぼち選曲などシナリオ構成にも入りたい。
旧「隠れ家」に代わる部屋が与えられ、ようやくシステム機能がつながった。「たったこれだけの機材で、こんなことが!」と、来社された皆さんが驚かれるが、いよいよこの部屋が活用されることになる。
今日やって来た友人から「相変わらず『むさ苦しい』部屋だな」と言われて反省。これから整理整頓を進めなければならない。
この「独り言」の関係で多くの方々から頂戴するメール、司会のレッスンを求められる書き込みが増えてきた。一度にまとめてなんてことは不可能なこと。レッ スンはマンツーマンが理想。葬送の文化、人生哲学、プロの信念などを総合して「こだわり」を抱かなければ司会者にはなれない。
全国に司会を生業とされる方が山ほどいらっしゃるが、葬儀の司会は単なる進行係でないことだけはご理解いただきたいもの。
無宗教、偲ぶ会、お別れ会が増えているし、葬儀は宗教者を迎えて家族葬、続いての告別式は無宗教の招待形式で執り行いたい。そんなニーズがいよいよ高まってきている最近、進行係で担当するのは故人に対して礼節を欠くと考えたい。
そんなところから新「隠れ家」の訪問者も増えてくる。ただ一言お断りを。司会者は究極のサービス業で何より大切なのが礼節。メール、電話、手紙と思いを伝 える手段はいくつもあるが、心の扉を開けさせるのは簡単ではない。私は、頑固で変なオヤジであり、やさしいお爺ちゃんでもあるのだから。