2005-07-26
銭湯帰り NO 1221
暗くなってから遠くで響く音、<雷?>と思ったら天神祭りの打ち上げ花火の音だった。
そんな大阪の夏祭りの時期、大きな台風が接近しつつある。夕方頃から風が出てきたし深夜から雨も降り出した。明日は、間違いなく風雨が強くなるだろう。
お客様のことも心配だがスタッフのことも気に掛かる。仕事だけではなく出勤から帰宅するまで心配だ。
特に女性スタッフ達には「ひったくりに遭うなよ」と大阪らしいアドバイスをしているが、マンション住まいには「変な人物が着いて来ていないか確認を」と、物騒な社会状況に憂慮の毎日。被害に遭遇しないことを祈らずにはおられない。
九州に出張していた専務、台風の関係で欠航を想定し早い便で帰阪してきた。
過去に何度か書いたが、欠陥住宅の我が自宅。台風への備えが大変だ。2階、3階の表側が大きなガラス、<もしも>と臆病な性格から早めにシャッターでガードする。
明日は常備薬をいただきにお医者さんに行く日だが、真向かいだから本当に恵まれている。今、そのお隣にある銭湯へ行ってきた。
午前1時までの営業、この時間帯はいつも数人のお客さん。皆さんとは顔馴染みだが、男湯に比べて女湯は賑やか。高い天井に反響する女性の声が聞こえてくる。
幼い子供を連れたお父さん、女湯に「あがるぞ」と声を掛け返事が聞こえる。銭湯ならではのほのぼのとした光景、戦争やテロとは別世界のような感じがする。
今日の小さな湯船はブルーの色、アロエから抽出された温めの健康湯だが、ふと詐欺的健康食品で亡くなった中学生のことを思い出した。
何やら怪しい宗教法人の認可も受けているそう。ややこしい大学が発行した薬学博士を売り物にしていると報道されていたが、昔、あの大学のCMを週刊誌で何度か見たことがあり、お金で学位が買えるのと驚いたことを覚えている。
ややこしい人物がややこしいものを利用するのも世の常だが、あの大学のビジネス的行為はあちこちで詐欺のツールになっていると想像する。
両親が信者だったそうだが、愛する娘を失って、その葬儀の祭主を教祖が行ったみたいで哀れでならない。こんなあたりに宗教の不可思議な恐ろしさが秘められている。
錯綜する愚かな大人達の被害者となった彼女、来世での幸せを祈っている。