2017-08-10

こんなことも  ǸО 7039

特急くろしお パンダ列車 車内友人夫妻が大変な目に遭った。交友の深い著名な人物と遠征に行き、折悪しく雨に降られてゴルフ場で風呂に入らずに予約してあった旅館に行ったら、「予約を受けていません」と言われたからだ。

旅館は知られる温泉地の中でも有名な老舗旅館で、予約電話を入れた際に対応された人物が随分と高齢だった感じを抱いていたそうだが、ふと過った不安が不幸にも現実となった出来事だった。

生憎満室でその旅館ではどうにもならなかったそうだが、別の旅館を何とか自分達で手配し、「どこか食事が出来るところを」と頼んだら、紹介されて行ってみたら焼き肉店だったので残念な体験をしたと嘆いていた。

旅館のフロントでやり取りをしている時に高齢の人物がいるのを確認したら、他のスタッフがすぐに隠すように連れて行ったそうだが、推察するに認知症みたいに記憶に問題があるようで、他にも被害体験をされたお客さんが存在するような気がした。

旅館やホテル業務の事務所でそんな人物が予約電話を受けたら最悪で、ちょっと目を話した間に対応してしまったのかもしれないが、そんな事情を一切しらない予約客はそれこそ災難で、雨で濡れたままで旅館に行った友人達が余りにも気の毒だった。

葬儀という仕事に従事して来た中で転送電話もない時代は誰かが電話対応をしなくてはならなかった。「病院へ来て」と知人から依頼されることも少なくなかったし、年中無休の24時間対応だったので想像以上に大変な仕事である。

入浴しているバスルームで電話対応したこともあるし、近所の銭湯に入浴していると女将さんから「早く帰ってと電話があった」と伝言されたことも何度もあって懐かしいところである。

全国各地に同業の友人がいるが、それぞれが同じような体験をしており、「休日なんて一切なかったよ」と言っていた人物もいた。

旅行中に急逝されるケースもあり、寝台自動車で遠方まで搬送することも少なくないが、鹿児島、宮崎、大分、長崎などの九州への搬送依頼があったことも体験しているし、外国への搬送も何度か体験をしている。

寝台自動車の料金体制は車庫から車庫までの移動に関する費用が必要となり、意外と航空便を利用する方が低料金となる事実もあるので驚きだが、高速道路の通行料金も往復となるのだから寝台自動車は高額となって来る。

スタッフが長距離の搬送を対応している中で最も心配するのは「居眠り運転」で、少しでも眠気を感じたらパーキングエリアに入って休眠をと指導していたが、ご遺族が同乗されていると言い出し難い問題も秘めている。

今日の写真は「特急 くろしお」に登場したパンダデザインの車内を。
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