2017-08-06

台風前夜  ǸО 7035

新大牟田駅進行速度の遅い台風が九州から四国方面に進んでいる。明日は我が大阪も暴風圏内に入るので大変。過日に九州旅行をしたが、行程を組むのに台風5号の動きを注視していた。

遅い速度で迷走していたので暑い九州の旅になったが、交通機関の運休や欠航もなかったので助かった。

今日は飛行機やフェリーの欠航が発表されていたが、小笠原諸島周辺を迷走していた台風が日本列島をこんなかたちで襲来するとは想像もしなかったが現実にやって来るので恐ろしい。

さて、前号の続きを。ホテルの部屋から名護屋大橋がすぐ前に見えていた。夕食時に食事処へ行くと対岸の景色に見覚えのある船が係留されていた。前回に昼食をしたイカ料理で知られるレストラン「海舟」が存在していたからで、まさか対岸から眺めることになるとは考えてもいなかったので驚きながら、前回のことを懐かしく思い出した。

次々に料理が出て来るが、新鮮な魚介類はこの地ならではのもの。透明の剣先イカが出て来た時は同行していた友人が感嘆してその美味しさに「初めての味!」と喜んでいた。

イカの残った物を「天ぷら」にしてくれるそうで、その出来上がりを待っていると先に運ばれて来た物を見てびっくり。「佐賀牛です」とステーキが出て来たからだ。

ちょっと食べ過ぎになるので残すことになったが、まさかこんな料理が出て来るとは想定外の出来事で、一般的に言われる「コスパ」からするとかなり高い評価を受けるだろう。

朝食を済ませてチェックアウト。ホテルの好意で朝市の会場まで車で送って貰った。岐阜県高山、石川県輪島と並んで日本三大朝市と称される「呼子」の朝市だが、高齢化が進んで行政が朝市の露天参加者を募集しているニュースを呼んだこともあり、想像以上に店舗が少ない状況に寂しく感じた。

数軒の店に立ち寄り説明を聞きながら宅配を依頼したが、自分達が欲しかった物を購入するのを忘れていたのが残念で、それこそ後の祭りとなった。

呼子バスセンターから唐津駅に戻り、JRと地下鉄線で博多駅に着いて昼食タイムとなったが、あまりの外の暑さに出掛けるのを止め、次の目的地に行く「つばめ」の出発時間までエアコンのある待合室で過ごしていた。

博多駅から利用した「つばめ」だが、車内アナウンスは日本語、英語、韓国語、中国語と4か国語なので国際色を感じる。30分と少しで目的駅の新大牟田駅に到着。一緒にお気に入りの平山温泉に行く友人夫妻が待っていてくれた。

平山温泉は3度目だが、各部屋に広い露天風呂が併設されているので有り難く、それぞれの部屋の趣や露天風呂のデザインも異なっているので歓迎である。

今回の部屋はエステルームの上階になっており、アジアン風の風情を感じる造りだった。

夕食は前回と一緒で「竹林の間」だった。別注で頼んでいた肥後牛のステーキが絶品で、友人が「最高!」と喜んでくれた。

この旅館のことは何度か書いたことがある。食事の途中で出て来る「竹炭の豆腐」も素晴らしいし、夜食として準備してくれる「おにぎり」が入った竹皮製の家の形をした物が珍しく、前回はお土産として購入して来て友人達にプレゼントしたら大好評だった。

旅館名は平山温泉の「湯の蔵」で、山鹿温泉の奥座敷として注目をされるようになった歴史があるが、ツルツル肌になるそうで、加藤清正公が汗疹の治療に利用されていたと伝わっている。

今日の写真は新大牟田駅を。
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