2017-09-06

急性と慢性  ǸО 7965

竹葉 新葉亭世界的に知られるトランペット奏者が指導していた吹奏楽のコンサートで、勝手な行動を始めたドラム担当の生徒にビンタをして物議になっていたが、議員のアントニオ猪木氏が訪朝されるそうで、いつもパフォーマンスが売り物の氏が、金委員長へビンタをしたらどうなるだろうと高齢者達で話題になっていた。

さて、何度かいたように大病を患ってしまったことから車の運転を止め、夢だった65歳になったらフェリーで北海道を車で回りたいという夢が実現不可能となった。

併せて65歳になったら出掛けようと考えていた四国の遍路の旅も出来なくなり、これも寂しい限りである。

70歳になったら行こうと考えていたオーストラリア旅行は3年前倒しして出掛けたことが英断だったみたいで、70歳になった今なら絶対に無理だろうと思っている。シドニー、パース、キャンベラと巡り、鉄道でシドニーへ戻る行程をツアーではなく夫婦で個人旅行で行ったことは今でも思い出となっている。

目が不自由になりつつあるし、歩行速度がいよいよ遅くなってフラフラの状態だが、この世に在住する執念を「行きたい」「会いたい」「見たい」「食べたい」という「たい」の欲望は重要で、馬の前にぶら下げるニンジンのような存在にしたいと考えており、「カナダへ行こうか」「プラハへ行こうか」なんて話をしている昨今である。

先月にも行った熊本県の平山温泉「湯の蔵」は夫婦ともお気に入りで、別注で用意して貰う夕食のステーキが最高で、一流ホテルの鉄板コーナーで食べるより美味しいレベルなのでまた行きたいと話し合っている。

10月に予定している北海道の行程も決まりつつある、千歳空港へ着いたその日は定山渓か支笏湖で宿泊し、二日目は札幌市内中心部のホテルに宿泊、次の日に苫小牧に立ち寄り登別温泉にと考え、最終日は函館のお気に入りの旅館湯の川温泉「竹葉新葉亭」の予約を友人に頼んでいる。

今度で五回目となる宿泊だが、純和風の風情が何とも言えない素晴らしい旅館で、ここも夫婦のお気に入りの一つである、

食前酒はジュースで、ビールも日本酒も禁止となっている現実は寂しいが、落ち着いた大浴場でのひとときを楽しみにしている。

前述に登場した平山温泉で一緒に食事をした友人だが、彼は随分昔に医師と酒を飲んでいて飲み過ぎて急性膵炎になって救急車で入院された体験をしている。仕事で現地のホテルにいた私は電話連絡から病院へ駆け付けたが、言葉も喋られないような激痛に苦しんでおり、膵炎という病気が恐ろしいものだと知った。

平山温泉での夕食時、彼は美味しそうにビールを飲んでいた。慢性ではなく急性だったところから飲み過ぎない範囲内での飲酒が可能と知ったが、慢性という私にはアルコールは厳禁で、3年前の夏に初めて発病し、その後の秋の北海道旅行で食前酒を飲んだことが悪かったみたいで、帰阪してから2回目の入院となった。

土曜日に異変を感じて月曜日まで我慢したことが悪かったみたいで、大阪鉄道病院で一週間、転院した大阪赤十字病院で4日間と11日間も絶食を強いられ、両院で合計2週間も入院していた。

次の年の秋に再入院することになったが、その原因となったのは「ノン・アルコール」のビールを飲んだことで、帰宅してから銭湯に行ったら気分が悪くなって再発であることを悟った。

次の日に大阪赤十字病院へ行ったら、担当主治医の先生から「また来られましたね」と言われたが、「ノン・アルコール」のことを伝えると、「車の運転に差し支えがなくとも、あなたの病気にはいけません」と教えられ、それから現在まで一滴のアルコールも口にしていない。

今日の写真は函館の湯の川温泉「竹葉新葉亭」を。次は5回目の宿泊となる。
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