2012-02-11

懐かしい想い  NO 2838


 
  昨日、午前中のご葬儀に参列。午後は昨号で書いた人物と久し振りに会った。紅白歌合戦である歌手が歌った際、そのバックで演奏していたラテン音楽のミュー ジシャンの協力を得て、ラテンの名曲を再収録したというCDをプレゼントされ、これで楽しみが大きくふくらんだ再会となった。

 医師の診 たて違いから肺炎になり、半月ほど入院をされていたそうだが、あちこちで講師をされているボイストレーニングによる健康法の人気が高く、忙しい日々を過ご されていると伺ったが、冒頭に紹介したミュージシャン達が東京でレストランを開かれており、長年の功績からメキシコ大使館から表彰を受けた際、一緒に歌を 披露されたことも知った。

 2000年に発表した「慈曲葬」が大きな話題になってテレビや新聞で大きく採り上げられた歴史があるが、シ ミュレーションによる「偲ぶ会」のシナリオを創作する際、彼の存在を思い出し、そのキーワードとして出演を依頼。その時の映像がNHKニュースの全国放送 で流され、彼に対する大きな反響があった出来事も懐かしいところだ。

 偲ぶ会の主人公は、大阪で喫茶店を開業する北海道出身の女性で、そ の店に彼が常連客として通い、ママさんがテレビドラマ「七人の刑事」の主題歌のファンだったところで、、彼が作曲した「コーヒーのある情景」のCDが間に 合わなかったので遺影の前で歌って貰うという想定だった。

 娘さんとお父さんが考えたという物語りの「偲ぶ会」だが、祭壇はご本人の夢 だった北海道でのペンションの開業をモチーフに設定。一部に使用したラベンダーの花の香りが強過ぎて困ったが、友人の手配で北海道のホテルから届いた生 チョコレートを故人がお好きだったストーリーでお供えを行い、多くの参列体験者の皆さんに大絶賛された発表会であった。

 あれからもう 12年目を迎えようとしている。チョコレートが登場したところで、もうすぐバレンタインデーだが、もう義理チョコすら届かなくなったのも寂しい現実。「幸 せ列車」のHPを訪問すると、管理人さんが本来のバレンタインデーの秘話を書かれたページにボタンリンクされ、それを読みながら「そうなんだ!」と自分を 慰めた次第である。

「幸せ列車」のトップページに「読者へのプレゼント」とあったのでクリックしたら、今月中にメールマガジン購読の登録をしたら、オリジナル焼酎を抽選でとあった。悪運は強いが、いつも籤運が悪いところから絶対に当たらないだろうが、楽しみの思いだけは抱いておくことに。

 西館に立ち寄ると二人の男性スタッフがいた。来客があるそうで準備中ということだったが、300名を超えるお通夜と葬儀が本社であるそうで大変ですと語っていたので、椅子を余分に準備する必要があるので移しなさいとアドバイスをしてきた。

 来週からまた冷え込みが厳しくなるという予報。春の訪れはまだ遠いようだが、「春の来ない冬はない」とか「朝の来ない夜はない」という言葉を思い浮かべ、頼りない政治の現実を憂い、日本の国が春や朝を迎えられるのだろうかと不安な思いも。

 そうそう、今日の結びに過日の「MRI」検査を結果だが、昨日に医院の先生から電話があり、「問題がなかったことだけを報告、詳しいことは次の来院時に」と言われたのでホッとした。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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