2012-10-04

音楽のこと  NO 3065


 広島から届いたプレゼントだが、中に恵贈者からのメッセージと共に生産者が添えているハガキ大の案内カードがあった。「根が養分をつくるよう樹を守り、一果一果に丹精を込めて」との見出しで20戸の農家それぞれが取り組んでいる姿勢などが書かれていた。

 農事組合法人「世羅幸水農園」と「ビルネ・ラーデン」という梨の専門店の表記もあったが、広島県の世羅郡に在する団体で、保存方法などもあったので親切だと感じ、改めて恵贈してくれた人物に感謝の合掌をした。

 カミソリで唇の周囲を2箇所切ってしまったところから、日課の予定が狂い、無精髭状態なので昨夜のお通夜、今日の葬儀、今夜のお通夜にも行けず、ミスがないようにと手を合わせていた。

さて、数日前、テレビで「題名のない音楽会」の番組を観た。現在は「佐渡裕」さんが担当されているが、昔は「芥川也寸志」さんや「黛敏郎」さんが担当されていたように記憶している。

 その号ではアメリカのテレビドラマの主題曲を次々に演奏され、スパイ大作戦やヒッチコック劇場など懐かしい旋律に心の扉を開けていた。

 弊社の本館でコンサートを企画した際、進行の中で音楽クイズを組み入れたら好評を博して嬉しくなった思い出がある。それもアメリカのテレビ番組の主題曲で、曲を流して何の番組でしょうかというクイズなのだが、コロンボ、ローハイドなどは喝采を浴びるほどだった。

 そんなCDやテープを持っていたから可能となった企画だが、弊社はジャスラックと著作権法に基づく契約を結んでおり、数ある葬祭式場や葬儀会館の中でも稀有な存在だと自負している。

 著名人の音楽葬などで演奏される選曲に疑問を抱くことも少なくなく、「伊丹十三」さんが映画「お葬式」で使用された「G線上のアリア」が多く、あの有名な指揮者であられた朝比奈氏の音楽葬にも演奏されていたので「?」を感じてしまった。

 戦慄な出来事として忘れられないニューヨークの「9・11」事件だが、その追悼式に選曲されたのがバーバーの暗い旋律。癒し、慰めには優しい旋律の曲が理想で、追悼、哀悼、葬儀だから悲しくて暗い曲というのは大きな勘違いだと考えて欲しいもの。

  前にも書いたが、ある研修会でお通夜が終わった後に行われる「通夜ぶるまい」の収録映像を流し、バーバーの暗い曲と優しいピアノ曲の聴き比べを体感させた が、遺族側の立場になって画面を見ていると、前者は「悲しんでいるのに食事をしながら酒を飲んで、タバコを吸って」と怒りモードになるが、後者は「忙しい 中を弔問に来てくださって有り難いことだ。こうして過ごしてたいただきながら生前の思い出話が出れば」と全く正反対の結果になるのだから不思議なことで、 受講していた司会者達が誤解をしていたと衝撃の体験となっていた。

 音楽に触れたところで8月下旬に京都コンサートホールで聴いた「中村 美律子」さんと「友弦流」の大正琴のコラボの余韻が今でも続いている。まさか本格的なコンサートホールで演歌が聞けるとは想像もしなかったことで、ジンタ 調のアレンジが見事にマッチして優雅で至福のひとときを過ごせたものだと思っている。

 そんな私の感想文が「友弦流」のホームページに掲載されており、「幸せ列車」の中から
リンクボタンで開いた知人が興味を抱き、この「独り言」を遡って「やはり」と思ったとメールをくれていた。

今日の写真は、弊社で行われたジャズコンサートのひとこま。アコースティックギターで有名なお二人と女性のアコーディオン奏者、それに国連で演奏されたという女性のベースで、ご来場された方達から大好評を博した。
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