2016-07-05

懐かしい再会  NO 4906

昭和の町から朝から大規模病院へ。過日に受けた検査の結果に基いての診察で、また年末に検査をということになった。

受付を済ませてベンチの置かれた廊下まで行くと、診察室が15部屋も並んでいるので流石に大規模病院だが、患者の数も半端じゃなく、座れずに立っていた人おられた。

ある診察室から出て来た人物が何かあったようで看護師さんに呼ばれたのだが、その名前を耳にしてびっくり。30メートルほど離れた窓口まで追い掛けて確認するとやはりきおく通りで、彼とは高校時代にオートバイ2台で4人一緒に紀伊半島を一周したことがあり、懐かしくて互いが驚く再会となった。

「胆嚢炎を患って死に掛けて、手術を受けて助かったのだけど。それからここと警察病院の2カ所を掛け持ちで通院している」と聞いたが、私が杖を手にしている事情を聞かれて説明したらびっくりしていた。

午後からちょっと身体におかしな兆候が。気になるとすぐに医院へ行くことを心掛けているので午後4時の開院前に行ったら、まだ誰も待合い室には姿はなく、時間にぴったりと名前が呼ばれた。

診察室に入って異変について説明すると奥さんも出て来られて別室でチェックを受け、念のためにと5日分の薬を貰って帰って来た。

また服用する薬が増えた。今、週刊誌で手術の問題や薬の副作用について特集記事が掲載され、高齢者で話題になっているみたいだが、電車内の吊り広告の身出しに私が服用している薬があったので気になり、ネットで検索したら副作用によく似た症状があるので次回に医院へ行った時に教えていただこうと思っている。

薬とは恐ろしいものである。何度か大変な目に遭ったことがあるが、最たる体験は15年ほど前のことであり、過去にも書いたことがあるが再掲しておこう。

血圧を降下させる薬に追加して試してみようと1週間分の薬を処方された時のことだった。それは心拍数を10%少なくする効能があるそうだが、1週間服用してから医院へ行ったら、先生から「何か異変は?」と聞かれたので朝方に怖い夢を見ると答えると、「やっぱり」と説明され、副作用の特徴の一つに「朝方に悪夢を見る」と聞いて止めることにした。

もう亡くなってから数年経つが、薬に詳しい知人がいた。彼は薬に関しては医師より詳しいのではと言われていたくらいで、あちこちの医院の先生に恐れられていた。

まだネットなんてない時代。彼は分厚い薬の専門書を何冊も取り寄せて読んでいた。口癖は「薬で殺されたら堪らない」ということで、私もその中の1冊を貰ったが、5センチくらいの厚さのあるものだった。

今はそんな情報はネットで検索すれば瞬時に入手可能である。医院で処方された薬に説明書が添付されているが、ネットで調べるとよりグローバルな情報が書かれていることは事実である。

暑い時期を迎えてお中元の時期である。義理的なことは無駄というのが持論だが、ただ恐縮して手を合わせている。今日届いた中に四国からの物があった。彼のブログを開いたら28歳の時に体験した大規模な社葬のプロデュースの体験談が書かれていた。今や四国を代表するレベルになっていると確信しているが、こんな苦労を経ていたことを知った。

その彼が数号前のブログで最近潮流の「家族葬」に関して書いていた。便利で受け入れ易いので流行してしまったが、家族葬を進められて後悔されたケースも少なくないことも事実で、人の存在が決して軽くないという問題につながると言えるだろう。

今日の写真は「昭和の町」に展示されていた当時の家庭の電化製品を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net